憂いの義経 - 2005年02月02日(水) 色々問題を連発するNHKがやたら力を入れている 大河ドラマ「義経」も放映開始からはや一ヶ月。 …のっけからイヤミっぽく書いてしまいましたが、 だってNHK、エビさん問題もそうだけど 受信料の集金人、いつもワケわかんない時間(朝早くとか晩御飯食べている時とか)にピンポンならして「どなたですか?」って聞いても名乗らず ドア開けると初めて「NHKの集金です。」と名乗る。 すげー卑怯な気がするのですが、 そうしろといういうマニュアルがあるんですかね? それはともかく「義経」。 はっきり言って面白くないです。。。(><) 去年の三谷さんの「新撰組」がメチャ面白かったから どうしても比較してしまうんですよね。 なんといっても脚本が凡庸すぎ。 宮尾登美子さんの原作を読んだことはないけど、 ベテラン脚本家の金子さん(だっけ?)が書いているという割には あれじゃ歴史(史実)をなぞってとりあえずつじつま合わせをしてるだけな感じだし、 脇の人間も、とりあえず「いる」ってだけな意味あいしか感じられないし。 もっと一人一人の人生を掘り下げて見せてくれんものかな〜?と フラストレーションがたまる一方。 みんな表面的に流れていってしまう。 例えば義経が、子供時代に育ての親と慕っていた平清盛が実は敵であったと聞かされてもよくわかんなくて、成長してから急に疑問に思えてそれを確かめたくなった、なんて なんだかドラマの都合としか思えないじゃないですか。 そういうの安易なドラマ創りはキライです。 初回見た時は「ああ、大河ってもともとこんな感じだったなぁ・・・」って なんだか懐かしい気がしたのですが。 私が昔好きだったのはなんといっても 「黄金の日々」と「独眼流正宗」。 偶然、両方とも音楽が池辺晋一郎さん。 音楽といえば「義経」の音楽、 テーマ音楽そのものはあまり魅力ないが、 アシュケナージが指揮しているN響の、特に弦楽器の音が 艶っぽくしなやかでいいな、と思いました。 それから挿入音楽を東京都交響楽団がやっていることに驚きましたよ。 そんなところにまでフル・オーケストラを使うなんて すごい予算の使い方! 色々書きましたが、それでもこれからも当分見ようかな?と思うのは、 やっぱりこの時代の歴史、 鎌倉幕府設立のストーリーが面白いから。 タッキーがやっぱり男の目から見てもカッコよく映るから。 そして黛りんたろうの演出した、ワンシーンワンシーンが実に絵になる、 美しい映像で見せてくれるから。 (CGはともかく、時々ため息のでるような素晴らしい色使いや構図の画面が見れる。) でもそれでいつまで飽きずに見れるんだろうな〜? ...
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