坊ちゃん - 2004年08月05日(木) いや〜暑い。 少し涼しくなったかな? と思いきやまた日差しがすごくなってきた。 あ〜あ、早く休みにならないかなぁ。 ところで今、10数年ぶりに夏目漱石の「坊ちゃん」を読んでいる。 なつかしい。。。 別に理由はないのだが、なぜか読みたくなったのだ。 しかしこうして読み直してみると 中学生の頃は「痛快!痛快!」と単純に楽しんでいただけだったが 今は「あれ? 妙にリアル。」と感じる。 なにがリアルかって 坊ちゃんが松山に中学校に赴任してからの、ある「きゅうくつ」さ。 職員室しかり、街の周りの人しかり。 儀礼的、表面的なものにしばられた 「村」的な閉鎖的な奇妙な社会。 まだ読みかけだが、もう結末は知っている。 皆さんも知っての通り、 坊ちゃんは仲間の山嵐とともに 教頭の赤シャツらの不条理をこらしめて終わるのだが 考えてみれば、彼らは学校をやめ、 赤シャツらは残る。 その後なにも変わりはしないじゃないか。 なんとも寂しく、やるせない気が残る。 私なんかも、今のこの職場環境で いくら正論を主張しようとも マイペースで信念を貫こうとしてみても 何も変わりはしないのか? なんだか悲しい。 でもね、こうして書きながら思う。 勝てなくても、決して負けないようにしようと。 ...
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