ひぽこんコラム

2017年09月16日(土) 点を作る

髪の毛切りたい。ぼさぼさや。。。

 考えたら、6月末に切って、それ以来そのままや。ぼさぼさになるはずだ。

 美容院。。。このあいだまでは阿佐ヶ谷駅近所にある、腕のいい、おもろいおばちゃんのやってる、かわいい所に今まで行ってたが、また、そこに行くか。。。

 でも、4000円幾らかするしなぁと躊躇してるんだが。。。今、ボンビーだしなぁ。

 でも、1000円カットとか行くと、気持ちがすさむんだよね。。。1000円カットに行くと、1000円だから、もうただザクザク切っていただければ結構です、という感じでこちらも遠慮してしまって。髪の毛切りましたな喜びというか、そういうのが全然なくて、むしろ逆にささくれだった気持ちになってしまう。

 それなら無理しても普通の美容院に行った方がいいんじゃないか? とか思ったり。。。

 お金ないと、どうでもいいことに悩むわけである。。。

 ああ。。。いつになったら悩みはなくなるのだろう?と思うが、悩みはなくならず、お金はずっとなく、不安で、辛いのが一生なのだろうなぁと思う。

 その苦しみの一生の間に、時々点のように喜びがあるのだろうから、その点を愛でて行くしかないのであろう。

 ああ、それなら点を少しでも作ろう。お金はないが、ちゃんとした美容院に行こう。いっそすごく短くしちゃって、半年ぐらいカットしなくていいようにしてもらおうか。。。

 それなら、逆に安くあがるかもしれん。。。

 話しは全然変わりますが、星野智幸先生の「呪文」を読んだ。これ、すごい小説だった。何冊か星野先生の小説は。。。。6月にいっしょにトークショーをやらせてもらう前から読んでいたのだが、
 ここですね、これ見てください
いや、もう、「呪文」はすごい!!!

 この小説をどんな風に書いたのだろうか?を想像するだけで震えるというか。。。

 こんなすごいものを書いてる日常を想像するだけでめちゃハードコアっていうか。

 才能ある人って大変だなというか。

 いや、もう、どんなものに突き動かされて書いているのか。それを冷静にまとめていくのって、どんなに大変か?

 私、思うんですけど、私のように日常体験したことをそのまま垂れ流すライター和田は、馬鹿みたいにテンション乱高下させて書けばいいけど、小説家って、絶対に冷静、ある意味冷徹な神の眼で書かなくてはならなくて、もんすごい怒りや血やンゴオオオオとしてものを、これ以上なく冷静な自分で書いていくんだと思うんですよ〜。

 これはまさにそういう小説で。

 ここに描かれている世界は、登場人物は、どうしようもない怒りや悲しみを抱えまくり、それを露出しまくり、ものすごい嵐のような状態だけど。

 それを描いてる星野先生は絶対的に神の眼を持つ。。。

 すごいなぁ。。。。すごいなぁ。。。。

 実は一昨日相撲に行って、隣の席には星野先生だったんですが。。。私らスー女軍団wが配り合うお菓子をちょこんと箱に入れて、もぐもぐ食べながら見ていた星野先生ww

 「呪文」とはつながらない〜〜〜。ぜんぜん、つながらない〜〜〜〜〜。

 いやぁあああ、なんか、もうビックリした。とにかくびっくりした。「呪文」、ぜひ読んでみてください。すごい小説です! 大傑作!
 
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