ひぽこんコラム

2014年09月23日(火) 放浪記2.0

 ひどい風邪をひいて動けず、ひたすら寝てます。合間に林芙美子の「放浪記」を読み直していて、こういうのが書きたい、と思う。貧乏、くそったれ記。

 地球なんて真っ二つに裂けちゃえばいい、とかしょっちゅう言ってる。貧乏だから。

 昔も今も貧乏人が思うことは同じだ。。。

 生きることがこんなにも難しいなら、いっそこじきにでもなって、全国を流浪して歩きたいとか、言ってる。そういう妄想にあわせて百面相して、自分で自分を笑ったり。

 とにかく荒くれてて、どこで働いても、自分は野生児だからうまくいくか分からないと言ってる。

 わ、私のことか?

 に、似てる。。。すごい似てる。

 こんなに似てたっけ、林芙美子と私?

 吹き荒め吹き荒め、嵐よ吹雪よ、とか、すぐに言う。

 世の中がめちゃめちゃになれと祈る芙美子。

 荒くれまくってる。。。

 ワッハハワッハハ、狂人のように笑ってみたり。。。

 豪快で、貧乏で貧乏で、情けなくって、わびしい。

 私はこれの続きを書こう、と思う。私も私の放浪記を書くのだ。

 ちなみに林芙美子は成功してから、中井(私の住んでた新井薬師の隣の駅。西武新宿線)に住んでた。何度か彼女の住んでいた家に行った(今は記念館)。すごくすてきな家だったのに、芙美子はあっというまに心臓麻痺おこして死んでしまう。たしか47歳ぐらい。

 早く、風邪治ってほしい。。。しかし、咳も鼻水も腹痛もだるさも全身痛いのも、今回のは相等に頑固ですわ。

 こういうときもとことん情けないことを言い、とことん荒くれるのが芙美子。

 クソッ、風邪め! 貧乏人のとこに来るな! 風邪めっ! 金持ちんとこに行けよっ。

 ふざけるなっ。風邪めっ。

 などとののしる感じです。

 芙美子〜〜。すごいよ〜〜。でんぐり返るだけじゃありません〜〜。

 
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