あおい世界
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観たい映画が封切りになっているのに、 明日も明後日も予定が入っているので、 仕事帰りに映画を観に行きました。 松坂桃李と広瀬すずのダブル主演の 『流浪の月』。 若い男性が小学生の女子と二人で暮らしていただけで、 幼児監禁という罪状で逮捕され、 監禁されていた可哀想な女子というレッテルを貼られる。 生きにくさの中で過ごした15年後、再会。 15年前は二人にしか分からない穏やかな世界があり、 世間が想像するような罪はなかったのに、 再会したことでまた世の中の話題にされてしまう。 現代社会はすぐにネットで拡散されるという恐怖。 ラストシーンは男性が少女の前でカミングアウトします。 だからなのか、だとしてもなのか、あたしには分かりませんが、 それでもその後、二人は共に歩むことを選ぶ・・・のだと思います。 桃李くんもすずちゃんも安定の演技力でしたが、 横浜流星の荒んだ演技が驚くほどすごかった。 彼はイケメンだけの役から一皮むけた、そんな感じがします。 観ている最中、涙するシーンはありませんでしたが、 帰りの車の中で、身につまされて泣けてきました。 勘違いされても訂正しない、できない、 逃げたくても逃げられない、そんな冷たい世の中の一面を感じました。
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