あおい世界
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住野よるさんの 『よるのばけもの』は、 解説するのが難しい。 なぜか夜になるとばけものになってしまう少年と、 いじめを受けている同級生の少女が、 夜の学校でこっそり交流をする二人。 しかしそれは全然恋愛要素はなく、 普通の同級生として。 ただ単にいじめ問題を取り上げているわけではなく、 もっと深い神髄にテーマがあるようです。 隠してはいるものの、世の中的には相当変わった存在である少年と、 クラスの中で異物とみなされ、いじめられている少女ですが、 そのこと自体は掘り下げられることなく、 あくまでも心の問題、考え方の持っていき方、 そういうのの変化などを感じさせる内容でした。
久しぶりに誉田哲也さんの 『あなたの本』 は、 タイトル名を含む7つの短編集でした。 サスペンス、ユーモア、ファンタジー、 そしてSFなど多彩な雰囲気を持つ内容ばかりで、 どれもが奥行きのあり、楽しめました。
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