あおい世界
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コロナの影響で図書館は4月18日から臨時休館でした。 それが12日から一部開館することになり、 予約本の受け取りなどができるようになりました。 休館となってからは、 自分の本棚から梨木香歩さんの本を再読していました。
まずは 『裏庭』。 12年前にオークションで落としたものですね。 あたしの苦手なファンタジー。 現実世界と裏庭の世界が交互に場面展開するのですが、 現実世界の方は読みやすく、裏庭の方は頭に入りにくい。 やっとやっと読み終えましたが、 手元に置いておかなくてもいいかなと思えました。
次は 『からくりからくさ』。 こちらも12年前、オークションにて。 この頃、本を買うお金がなくて、 オークションで安く手に入れていたみたいです。 ファンタジーではありませんでしたが、 なかなかに難しい内容もありました。 でも、年頃の女性4人が同居生活をしている様は、 とても興味がわきました。 こちらも卒本しようと思います。
3冊目は 『りかさん』。 前回の 『からくりからくさ』 と一緒にオークションで落としたもの。 発行されたのは 『からくり〜』 が先ですが、 物語の時系列的には、『りかさん』 の十数年後が 『からくり〜』。 なので、『からくり〜』 を振り返りながら読むことができました。 『りかさん』 には3編が収められていて、 その最後には 『からくり〜』 のその後が描かれていました。 同居していた4人がそれぞれ成長している様が伝わりました。
最後に 『エンジェル エンジェル エンジェル』。 短編なのであっという間に読み終えました。 現代と祖母が幼かった日々が交互に語られていて、 3つのエンジェルもなるほどと思わされました。 それにしても、梨木さんの物語には、 いつも素敵な祖母が出てきます。 その代表作が 『西の魔女が死んだ』 ですね。 ストーリー的には難しい部分も多いのですが、 一本筋が通っている律義さが心地いいと思います。
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