あおい世界
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2020年03月22日(日) |
映画■Fukushima50。 |
9年前に起きた東日本大震災で福島第一原発で、 何が起きていたのか、どういう状態だったのか、 原発内で戦い続けた50人の作業員が描かれています。 でも実際、50人どころではない人々が奮闘していました。
現場の最前線である中央制御室では佐藤浩市演じる当直長、伊崎と、 緊急時対策室では渡辺謙演じる福島第一原発所長、吉田と、 東電本店と官邸との建前重視の振る舞いに温度差を感じたりしました。 そして、それぞれの家族が想いを寄せるシーンには涙。 そんな中、印象的だったのは、安田成美演じる総務。 気丈な姿に心打たれました。
2時間ずっと心が締め付けられるような想いで観ていました。 今なお、復興半ばの東北の中、 原発に汚染された場所はまだまだ時間が掛かりそうだし、 こんなことがありながらも、あちこちで原発が稼働している事実に、 恐怖しかありません。
それから建屋内外、制御室などのセットが素晴らしかった。 その場所を借りたのですかというくらいのリアリティさ。 地震で揺れているシーンも、津波が押し寄せるシーンも、 息を飲むようで、心中穏やかでいられる時間はありませんでした。 でもこれが現実。 多くの人に観てもらいたいと思います。
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