三浦しをんさんの 『愛なき世界』。
シロイヌナズナの研究に没頭している植物学専攻の大学院生本村。
そんな本村に恋をする洋食屋の見習い藤丸が告白するものの、
研究以外に興味の持てない本村に振られてしまいますが、
その後も、洋食屋としてその研究室との交流が続きます。
洋食屋の親方もいいし、研究室の面々も素敵な人ばかり。
その手の人間模様を描いている分にはページが進むのですが、
時々研究内容がずーーーっと記されている場面があり、
遺伝子がどうとかの話になると全然理解できず、
流し読みしたところもあります。
つまりそれほど本格的に研究についても記されているということです。
以前読んだ 『舟を編む』 もそうですが、
専門分野をしっかり勉強し、物語の題材に取り入れるなんて、
すごいなーと感心するばかりです。
実際この作品では ❝日本植物学会賞特別賞❞ を受賞をしたとか。
知らない世界を少しでも知るきっかけになるのですから、
読書って楽しいですね。

柚木麻子さんの 『幹事のアッコちゃん』 は、
前に読んだアッコちゃんシリーズの第３弾。
精力的に仕事をこなし、
周囲から愛され、慕われるアッコちゃんの、
ちょっと弱い部分や可愛い部分が見れる内容でした。
４つの短編に分けられていますが、
『ランチの…』 と、『３時の…』 は、
２つがスピンオフみたいな内容になっていて、
アッコちゃんは直接かかわるという感じではありませんが、
今回の 『幹事の…』 は、４編ともアッコちゃんを堪能できました。
男っ気がなく、女性に憧れるアッコちゃん、好きだわー。

山口恵以子さんの 『婚活食堂』。
初めての作家さんです。
柚木麻子さんの本をａｍａｚｏｎで検索してみたところ、
関連商品の欄に出てくるので、気になって借りてみました。
これもシリーズみたい。
どうやら作者自身が、食堂勤務の経験があるみたいですね。
元占い師の恵が切り盛りするおでん屋の常連さんたちの、
婚活をテーマにしていますが、
おでん屋で出されるメニューが美味しそうです。
巻末にレシピが載っていたことが親切だなって思いました。
山口さんの作品は他にも食べ物に関するものが多々あるようなので、
これからも楽しみです。

小川糸さんの 『育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ 日々の習慣と愛用品』 は、
小川さんの物や人との関わり方についてのエッセイ。
素敵なライフスタイルから生み出される作品が、
今後も楽しみです。


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2018年10月21日(日)　桜、内定式。
2017年10月21日(土)　ＳＴＲＥＳＳ。
2016年10月21日(金)　漢検●桜２級受験。
2015年10月21日(水)　塾●模試の結果。
2014年10月21日(火)　サッカー◇練習試合。
2013年10月21日(月)　桃、眼科−２５（コンタクト）。
2012年10月21日(日)　桜、運動会。
2011年10月21日(金)　雪、風邪ひきひきぃ。
2010年10月21日(木)　やる気出るのか、出せるのか。
2009年10月21日(水)　就活（７）。　書き直し。
2008年10月21日(火)　おいしく食べよう【パプリカのオイル煮】。
2007年10月21日(日)　お隣との交流。
2006年10月21日(土)　猫の衣装。
2005年10月21日(金)　インフルエンザ　と　皮膚科。
2004年10月21日(木)　開かずの部屋。
2003年10月21日(火)　奮起。