あおい世界
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2019年07月31日(水) |
本■ビブリアとフーガと日々。 |
『ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち』 は、 三上延さんの 『ビブリア古書堂の事件手帖』 シリーズが、 店主の栞子さんと店員の大輔さんが結婚し、 娘である扉子が加わることで、新たにスタートした感じです。 今回は栞子さんが幼い扉子に、 本にまつわる話をいくつかするという形のストーリー。 まだ小学校に上がっていない扉子ですが、 すでに栞子さんと同じくらいの読書家みたいです。 これからは扉子を交えて、まだまだシリーズが続く予感。 栞子さんと大輔さんの関係性も好きだし、 栞子さんに瓜二つの扉子が今後どんな風に成長するのか、 まだまだ楽しみなシリーズです。
『こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2』 は、 『ビブリア古書堂の事件手帖』 のスピンオフで、 三上延さん監修のもと、峰守ひろかず氏が書いた作品。 『〜部活動日誌1』 を読み終えた後、 予約の順番が来るまで1ヵ月もかかりました。 『〜事件手帖』 と似てるようで非なる面白さがあります。 こぐちさんと響平さんの関係が深まればいいなぁと思っていたので、 ラストシーンにはまぁまぁ満足。 こちらも続編が出る気がするので、楽しみです。
久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品 『フーガはユーガ』。 どういう意味なんだろうと不思議でしたが、 一卵性双生児の優我と風我が誕生日の日だけ、 数時間おきに入れ替わるという怪奇現象の話で、 WHOが? YOUが。と語呂合わせもされていて、センスが良いです。 伊坂さんらしく、残虐なシーンもなんか軽く感じるし、 主人公の双子が真っ当な正義の味方でもないのですが、 結果的に良いことをしているという不思議さ。 最初から最後まで伏線に満ち溢れていて、 ばらけていたパズルのピースを合わせていくような物語です。 面白かった、けれど、これを誰かに説明しようと思っても無理という感じ。
群ようこさんのエッセイ 『まあまあの日々』。 相変わらずの群さんの日常が記されていました。 特に印象に残ることもないけれど、 たくさんの本を読む中で、時々ほっこりできるので、 今後も機会があったら読みたいと思います。
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