あおい世界
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2018年02月06日(火) |
本■山猫とツバキと、ついに。 |
待ちに待った予約本の順番がきました。
まずは湊かなえさんの初エッセイ集 『山猫珈琲 上・下巻』。 好きな作家さんの一人。 湊さんが新聞等に連載されていたエッセイをまとめたものです。 湊さんの素を知ることができてファンとしては嬉しい内容でした。 若干、内容が重複しているものもありましたけどね。 下巻の最後には、湊さんが作家デビューするきっかけとなった、 2つの受賞作が特別収録されていまして、これも良かった。 今後の作品も楽しみです。 そしてドラマや映画などで映像化されるのも楽しみです。
次は、小川糸さんの 『ツバキ文具店』。 前半は、主人公の素朴で人の良い様子に好感が持てました。 その人柄から広がる人間関係と、 文具店の傍ら、行っている代書屋という仕事にも興味がわきました。 先代である祖母との確執がいつも身に纏わりついていることには、 切なさも感じられ、後半はじんわりと泣けてしまいました。 小川糸さんの作品は合わないのもありましたが、これは大好き。 続編の 『キラキラ共和国』 が今からとても楽しみ。
最後に、群ようこさんの 『ついに、来た?』。 これは介護小説のようなものが、 8つの短編集となっておさまっていました。 ちょっと笑えるものや深刻なものまで、いろいろなパターンがあり、 ほんの一片だけをお話にしたものなので、 そこから様々な想像をめぐることができました。 身内の介護は、いつどのような形で訪れるのか予測はできないし、 金銭面、自分の体力面、対応の仕方、 身内とはいっても、直系なのか義理なのか、 協力する人がいるのかいないのか、悩ましい内容でしたけど、 群さんのタッチで明るめに書かれていました。
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