あおい世界
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2017年10月19日(木) |
本■騎士団長、れんげ荘と流れる花。 |
村上春樹さんの 『騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編』。 第1部から約1ヵ月経った頃、 図書館の順番が回ってきて読むことができました。
第2部の途中、ちょっとファンタジー過ぎて違和感があり、 ページを捲るのが遅くなってしまいましたが、 その後、また読みやすく、すんなり入ってくる内容になりました。 なんていうんだろうか、 イデア(観念)、メタファー(暗喩)の表現の意味が理解できない。 ファンタジーの一言で済ませていいのか、 思想や哲学的なことまで考えさせるものなのか、 だんだん難しくなってくるような感じ。 トータル的にしっくりきたわけではありませんが、 村上さんの熱烈なファンはどういう部分に惹かれているのかな。 要は好みの問題でしょうが、 毎年、ノーベル文学賞を取る取らないが話題になるほど、 文学的にも優れているものなのでしょうね。 あたしにはよく分からない世界です。
群ようこさんの 『ネコと昼寝−れんげ荘物語』。 前に読んだれんげ荘シリーズ第3弾。 相変わらず働かないで、 貯金から月に十万円だけを使うという生活のキョウコ。 れんげ荘の面々との交流は良好で、 付かず離れずという程よい距離を保っている中で、 それぞれの将来を案じながら、 自分のことも安泰ではないことを悟っている様子。 最後はまだこれからもシリーズは続きますというような、 大きな出来事が起きたので続編が楽しみ。 楽しい出来事ではないので、楽しみというより気になります。
恩田陸さんの 『七月に流れる花』。 前に読んだ 『八月は冷たい城』 がその続編になるので、 順番が逆になってしまいました。 ネタバレの部分は有りましたが、特に違和感は有りませんでした。 児童ミステリーなので簡単にあっという間に読み終えられるボリュームでした。 ケース付きという珍しいタイプでした。 『八月は〜』 はそうじゃなかったし、もう少し長編でしたけどね。
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