あおい世界
DiaryINDEXpastwill


2015年08月10日(月) 本■川上作品4冊。

前の誉田作品はグロすぎて気持ちが萎えてしまったので、
気立てのいい川上弘美さんの作品で、
リセットしたいと思い、棚から4冊選びました。

まずは 『蛇を踏む』。
タイトルの 『蛇を踏む』 を含む3つの作品。
『蛇〜』 は、20年近くも前の作品ですが、
時代錯誤という感じなので、古さはありませんでした。
蛇、蛇の化身、幻想的な発想で神秘的でした。
昔話のような、怪談のような、不思議な内容で終わりも唐突。
芥川賞を受賞した作品ですが、どこをどう評価されたのか分かりません。
他の2つの作品はもっと分からない内容でした。
想像力が激し過ぎて、何が何だか意味不明。
何を伝えたいのかも分からずじまいでした。

そういえば、先日、今年の芥川賞も発表されましたね。
お笑い芸人ピース又吉こと又吉直樹さんが 『花火』 で受賞。
早速読んでみたいけど、図書館の予約は700人待ち超えてました。
何年先になるのやら…。

次に、『水声』。
何を伝えたかったのだろう…。
回想シーンと現在を織り交ぜながら、どちらも時代が動いていき、
途中、地下鉄サリン事件とか、日航ジャンボ機墜落事故など、
現実に起こった出来事にも影響を受けながら過ごす家族。
ママ、パパ、(語り手である姉の)都、そして(一つ下の弟)陵。
パパは姉弟の実父ではなくママの兄という複雑な家庭環境の中、
遺伝子上の父親とも交流しているし、都と陵の禁断で純粋な……。
死生観なのか、窮地の恋愛なのか、意味わからなかった。
けど、そういうのもありかなと思わせられるのが川上さんの世界。
嫌悪感が湧かない作品でした。

最後に 『七夜物語 上・下』。
さよちゃんと仄田くんが異空間で繰り広げる、
ファンタジーアドベンチャーなのかな。
さよちゃんと仄田くんは小学生で、
ずーーっとその目線で語られているので、
何とも幼い内容になっていました。
正直退屈過ぎて読むのが辛かったのですが、
頑張って時間をかけて読了。

最近はなかなかこれだ、という本に出会えないなぁ。
棚から選ぶというのは賭けみたいなものなのですよね。


検索WORD = 本■


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

2014年08月10日(日) サッカー◆全日本フットサル県大会。
2013年08月10日(土) 受験●桜、オープンスクール【私立S学院】。
2012年08月10日(金) なでしこ銀メダル!。
2011年08月10日(水) 桃、泌尿器科−41。
2010年08月10日(火) 父の墓前へ。
2009年08月10日(月) 本■魔法の言葉。
2008年08月10日(日) 今夏初の市営プール。
2007年08月10日(金) 初スケート。
2006年08月10日(木) びっくり婚。
2005年08月10日(水) マミちゃんとランチ13。 桜の歯−4。
2004年08月10日(火) 一番楽しかったことは?。
2003年08月10日(日) 真夏日。