あおい世界
DiaryINDEX|past|will
棚からあさのあつこさんの作品を3冊チョイス。 まずは、『透明な旅路と』。 死者なのか生者なのか、現実なのか夢なのか、 現在なのか過去なのか…、不思議な世界の中で、 殺人者と少年と幼女の奇妙な旅が続きました。 不思議感満載でしたが、最後の最後はちょっぴり心温まりました。
次に、『ぬばたま』。 『透明な…』 と酷似している内容なんですけど、 テーマは死生観なのでしょうか。 山に憑かれる、山に帰る、山に食われるなど、 山と死が色濃く描かれていました。 作者は何かしら山への思いがあるのでしょうか。
最後に、『夢うつつ』。 7つの短編集でした。 面白かったのは、それぞれ先に作者のエッセイが載せられ、 そのネタを元に物語にしてみましたという流れ。 作家とはこんな風に物語を思い付くのだなぁという一遍をしれた感じです。
今まで読んだあさのさんの作品は、 スポーツを通しての青春物が多かったのですが、 こぅいぅのも書くんだなぁって新たな発見でした。
検索WORD = 本■
|