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| 2014年02月13日(木) | 本■図書館、天国、明日そしてデート。 |
はまると続けて何冊も読みたくなる癖があるようで、
またまた棚から瀬尾まいこさんの本を４冊。
まずは、『図書館の神様』。
突拍子もない、ドラマティックなことは起こらないのですが、
何だかとても穏やかで、人間的で良かったです。
瀬尾さんの物語には、教師がよく出てきますが、
瀬尾さん自身、国語の先生だったんですね。
納得。
次に、『天国はまだ遠く』。
自殺するつもりだった主人公は、
当てもなく行きついた旅館で過ごすうちに、
生きることを選ぶようになるというお話。
田舎で自然に親しむうちに、
心が浄化されるというようなベタな内容ではありますが、
現代社会に疲れた人々が求める話なんだろうなぁって思いました。
なかなか良かったですよ。
次は、『僕の明日を照らして』。
義父から虐待を受ける少年のお話ですが、
ちょっと変わっているのは、
虐待されていることを周囲に話さず、
当事者である義父と、改善していこうとする流れが意外でした。
結末は理想通りではありませんでしたけど、
こういう形もあるんだなぁと思いました。
最後に、『おしまいのデート』。
いわゆる男女のデートではないデート（お出掛け）が、
５つのショートストーリーとして収まっています。
いろんな組み合わせのいろんなデート。
一つのデートにもそれぞれの異なる思いのデート。
なかなか発想が面白かったですね。
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