あおい世界
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2013年07月11日(木) |
本■ゲームとガソリンとドルチェ。 |
まずは、本間洋平さんの 『家族ゲーム』。 30年前、松田優作が演じた家庭教師を、 この春、嵐の桜井翔くんがリメイクさせた 『家族ゲーム』。 我が家も三人とも嵌って、 それぞれに 「いぃねぇ〜」 を言い合ってました。 原作を読みたくなったという桃が本を買ったので、 あたしも借りたんですけど、 こちらは骨組だけというシンプルな内容でした。 桜井くんが演じたドラマは、もっと肉を付けた状態で、 優作が演じたのともまた全然違う感じ。 それぞれの個性でいいと思いますが、 シンプルすぎる本もドラマも映画も伝えたいことは一つだと思います。 家族の在り方というか、なんというか…。 本の方ではこれといった解決法も回答もなく、 結果オーライという流れでもなく、それぞれで考えよということかな。 その点、ドラマの方はある程度の指針を与えられているので、 不完全燃焼はないのかも。
次に、伊坂幸太郎さんの新作 『ガソリン生活』。 これねー、1ページ読んですぐ面白いって、 どんどん読み進めたくなりました。 トーマスとかカーズみたいに車同士が会話する話なんですけど、 事件との関わり方がホントに面白かった。 それと、マイカーに乗っているとき、 次はこの車がいいなぁとか話すと、 それをその車が気に病むということが分かり(?)、 むやみに車内でそういう話をしてはいけないんだなって思ったりして。 とにかく、面白かった♪ こういうの大好き。
最後に、久しぶりに誉田哲也さんの作品から 『ドルチェ』。 昨年の秋、松下由樹さん主演でドラマ化されたもので、 6編からなる短編集。 ストロベリー…とはまた違う魚住という女刑事が主役。 事件が中心ではなく、 事件に取り組む魚住刑事の人間性を著していると思います。 40代の魚住刑事。 大好きな松下さんが演じたこともあり、好きなキャラだなぁ。
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