あおい世界
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2012年02月29日(水) |
本■火車と魔術と風花とナニワとディズニー。 |
宮部みゆきさん、どれを読んでも面白いです。 まずは第6回山本周五郎賞を受賞した作品 『火車』。 クレジットによる多重債務問題がクローズアップされています。 うぅぅぅぅん、多重債務って他人事とは思えない内容。 あたしのことじゃないですけどね。 簡単にお金が借りられる世の中って可笑しいですよね。 質屋に下ろしてお金を借りる、 お金を返さなければ、物を回収できない、 そういう時代の方が良かったような気がします。
次に第2回日本推理サスペンス大賞だった 『魔術はささやく』。 これも宮部作品。 いくつかの事件が絡み合う内容でした。 洗脳って怖い。 自分の意思を操作されるなんて怖い。 そういうことができる催眠術師が犯罪に染まり、 復讐に使われるなんて、ホントに怖いです。
次に、久しぶりの川上作品 『風花』。 川上さんらしい、静かで淡々とした状況が続きました。 離婚に至るまでの気持ち、行動などなど。 こういう静けさもあるんだなぁってある意味感心しました。
次に、こちらも久しぶりの海堂作品 『ナニワ・モンスター』。 キャメルというインフルエンザの新種に翻弄される人々。 話しは何年か行ったり来たりし、 バチスタに登場した名前もちらちら出てきます。 相変わらず海堂ワールドは奥行も幅も広い。 最近は広すぎて着いて行けなくなりつつも、読まずにはいられません。
そして最後に 『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』。 以前借りた 『ディズニーはまずおそうじを考えた』 のような実用書ではなく、 物語風に仕立ててありました。 でも中には 『ディズニーはまず…』 の中に出てきたエピソードも脚色してあり、 伝わる雰囲気は以前のと同じ、夢の国の話でした。 桜に貸したら珍しくさらりと読み終えたので、 期限内、今度は桃にも読ませようと思います。 夢の国ディズニーランドの裏ではこういう世界があるんだぁって、 ますます好きになりました。
今回の絵本は4冊。 『おやこペンギン ジェイとドゥのゆきあそび』 は、 子供より子供っぽいパパが素敵でした。
『おやすみをいうまえに』 はちょっと大人向けの絵本。 散歩の道すがらの様子がページを捲るごとに描かれていて、 港からUターンで戻りながら、時差的な様子もまた描かれています。 小洒落た絵本ですね。
『世界は気になることばかり』 は、 五味太郎さんのほのぼのした色合いや絵柄に癒されました。 なるほどねーって感じ。
最後に室井滋の 『しげちゃん』。 いつの間にか絵本も書いてたんですね。 滋って本名だったのね。 なんか読みながら、室井さんの声が聞こえてきそうでした。 大好きな女優さん。
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♪♭♯♪♯♭ 余談 ♪♭♯♪♯♭
今日はうるう年。 エンピツ日記を書き始めて3回目のうるう年。
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