あおい世界
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夕方、桜と桃が通ってる書道教室の演奏会に行ってきました。 そういえば昨年の今頃もホームコンサートに行ったんでした。
今回は、開催中の仙台国際音楽コンクールに出場した方によるピアノ演奏。 大柄な28歳のハンガリー人、バール・ダーヴィトさん。
彼の太い指から奏でられる力強いタッチはもちろんですが、 細かく早く優しいタッチも見事でした。 セミファイナルの12人の一人として演奏し、 見事に聴衆賞を獲得したそうですが、 残念ながらファイナルの6人には残れなかったそうです。 馴染みのない曲調の物がほとんどでしたけど、 タッチの素晴らしさは伝わりました。
途中、書道の先生の旦那様が、 ダーヴィトさんの伴奏で日本の歌を3曲歌いました。 ダーヴィトさんクラスになると、 楽譜を与えられて完璧に即興できるんだからすごいなぁ。 歌の中には 『千の風になって』 もあり、 思わず父を思い出してうるうるしてしまいました。 あとの2曲はあたしの知らない曲でした。 いくら日本の歌曲だと言っても、 あたしや娘たちには聞いたこともないような曲を、 ダーヴィトさんがすらすら弾いちゃうんだから笑っちゃうわね。
大きなコンクールに出るときは、 20以上完璧に弾ける曲を持って挑むそうで、 勝ち進む課程で総合判断されるんだそうです。 さすが世界と思ってしまいました。
余談ですが、書道の先生の妹の息子だという方が一緒に来ていました。 ハンガリーで仕事をしているそうで、 英語もハンガリー語もペラペラで通訳や解説をしていました。
帰り道、まだ暗くなれない夜空には真ん丸なお月様が笑っていました。 満月かなぁと思いましたが、 専門のホームページによると満月になるのは明後日ですね。 就寝前、望遠で撮ってみました。 大きくは写るけど、靄(もや)のせいか、技術のせいか、性能のせいか、 ちょっとぼやけた感じになっちゃいました。
今夜は素敵な音楽と夜空に恵まれて幸せなひと時でした。 ただ、演奏会後、書道の先生が用意してくださったケーキを食べずに帰ったら、 桃のおへそがきゅーーんと曲がってしまい、大変でした。 夜6時から1時間の予定がちょっと遅くなったし、 夕食、宿題、お風呂などのことを考えると、 長居はできなかったのよーと説明しても、 寝るまで頬は膨らんだままでした。。。とほほ
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