あおい世界
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『ノルウェイの森』 と一緒に借りたのが、この本。 穂高明の 『かなりや』。 作者のことも作品のことも、何の予備知識もなく、 ただ新刊コーナーにあり、表紙に惹かれて選んだのですが、 あたしの好みにはドンピシャでした!
作者は宮城県出身で、 作品の設定も東北の街が舞台になっているのですが、 どうやら、あたしの住んでいる区が舞台になっているような気がします。 四つの話に分けられていて、 それぞれに登場人物が交流しあっているので、 一冊を通してのドラマ仕立てになっていました。
仏教と物理や化学がうまくかみ合っていたり、 現代の社会問題になっている虐待、仕事、 パニック障害、延命治療などが話題になっていて、 重いテーマなのに、どこかほのぼのとした柔らかさがあるんですよね。 とはいっても、時々胸に詰まるものがあり、 うるうるしてしまいました。
この本の前に 『月のうた』 という作品で、 2007年にポプラ社小説大賞の優秀賞を取っているそうなので、 ぜひ読んでみたいなぁと思います。 が、通っている図書室には無さそうです。。。。とほほ
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