あおい世界
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2009年05月31日(日) 父の病−実家泊。

昨日の朝も実家へ寄り、
夕方は桜の矯正歯科の帰りに実家へ行き、お泊り。
兄貴とトシコさんがトンカツの差し入れをするとのことだったので、
また賑やかな夕食になると思ったのですが、
兄貴たちは差し入れしただけでお茶も飲まずに帰りました。
トシコさんが仕事中に足を痛めたらしく、
仰々しく包帯を巻いていたので、そのせいもあるのかもしれませんね。

昨日の日中、ほとんどを寝室のベッドで眠って過ごしたという父。
母は息も荒いし、もうこのままかも…と思ってしまう状態だったそうで、
あたしたちと一緒に夕食を食べることはしませんでしたが、
後から起きてきて、まぁまぁの量を食べることができました。
母はその変わりように驚いていました。

何となく思うことは、
娘であるあたしの前では無意識に気を張ったり、
桜と桃の声や賑やかさが刺激になっているのではないか、ということです。
さすがに夕食後は、すぐまた眠りましたが、
今日の朝食と昼食は、父も一緒に食卓を囲んで食べることができました。
どんなに寝ている時間が長くてもトイレには一人で行くから助かると母は言います。

午前中、母は桜と桃を連れて買い物へ出かけました。
あたしは留守番し、父が眠っている間は風呂と洗面台を掃除したり、
台所の電気傘を綺麗にしたりしました。
途中、父が起きたので、先週の木曜日にできなかった部屋の掃除機がけ。
ついでに居間の絨毯がずれていたので、家具を隣りの部屋に移してから、
真っ直ぐ敷き直ししたり、せっせと働きましたよ。

父は起きて着替えをしたものの、ベッドに座ったまま居眠りしていました。
あたしがわざと大きな音で掃除機を掛けると、はっと気付いて動き出しました。
最近、食事や土いじりの最中なども、こんな風に居眠りしてしまうことが多く、
母は何気なく気付くようにするのだと言っていたので、
あたしも音を立ててみたのです。
着替えた後、書斎へ行ったり、洗面台でうがいをしたりしていたようですが、
やはり体力がもたないのか、30分もしないうちにまたベッドへいき、
パジャマにならず、そのまま寝てました。

眼鏡を掛けたままだったので、そっと声をかけ、眼鏡を外したら、
のど飴を舐めているらしく、頬が膨らんでいます。
寝るなら出そうよ と言っても、
大丈夫 と言うので、そのままにしたら、
あっという間に寝息を立てて眠ってしまったので、
またそっとそばに行って顔を横にしようとしたら、びくんと起き、
何? と言うので、
飴、舐めたままでいるなら、顔を横にしようよ と言ったのですが、
大丈夫だから! と怒った口調で言われてしまいました。
心配で寝室からは出たものの、空いたドアの所から離れられず、ずっと父を見ていました。
母にメールでどうしたらいいかと聞くと、
のど飴は痰きりのためらしいのでそのままでいいよ とのこと。
少し安心しましたが、時々覗きに行かずにはいきませんでした。


昼前、突然(伯父さま伯母さまの息子である)従兄が来ました。
たまたま二人の一周忌法要についての相談をしに来たので、
現在の父の様子は何も分かっていなかったのです。
ちょうど買い物から母が帰ってきたので、
父の状態を話した後、父を起こし、従兄と会ってもらうことができました。
従兄はもう何十年ぶりかで来るので、ホント偶然としか言いようがありません。


気になるのは、父が笑わなくなったこと。
いつ以来かな。
木曜日に外で土いじりをしたとき、少し笑ったような気がするけど、
いつもぼーっとしてるか、真顔のままでいます。
父の笑顔、見たいな。


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あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

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