あおい世界
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心配なのでしょうけど、 年齢的なものと、 経済的なものと、 初婚であるということだけで、 再婚相手の対象にするのはやめて欲しい。
これで何人目でしたっけ?! そのたびに有り得ないという返事をするあたし。 先日は従兄の名前があがりましたよ。 彼は一人息子の独身貴族。 仕事で東京に住んではいるものの、 伯父さまと伯母さまは市内の一戸建てでのんびり暮らしています。 とはいうものの、二人とも毎日のように病院通いをしているようですが、 仲睦まじい夫婦です。 ただ、一人息子が40歳を過ぎても結婚する気がないので、 小さい子が大好きなのに孫に恵まれないことを寂しがっていたのは事実。
そんな伯父さまと伯母さまに、とても可愛がられているあたし。 時々、会社に魚などをお裾分けで持ってきてくれたり、 娘二人を連れて遊びに行くと、とっても喜んでくれるのです。
母は、自分以外の誰かにあたしを託したいのかもしれません。 だからといって。 従兄まで持ち出さなくても。
母曰く、 親同士は、かなり盛り上がっていて、 何気なく子供たちに打診してみようという話が出ていたとのこと。 ちなみに、伯父さまは母の兄。 三人いる兄のうち、二番目の兄。
考えてみれば、誰かに託せば母の不安は多少なりとも解消されるわけだし、 伯父さまと伯母さまにとっては、孫二人付きで、気に入った嫁となれば、 お互いが満たされるという考えでしょうけどね。
ふぅ。 あたしがその気になれないのと同じように、 多分、従兄もそんな気さらさらないと思います。 結婚って駒の配置ではなく、メンタル的要素がほとんどなのに、 そういうの、忘れているのかなぁ。
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