あおい世界
DiaryINDEX|past|will
前回同様、会社の前を通り越して兄貴のマンションへ迎えに行きました。 2回目ということもあって、前回よりはリラックスしているようで、 あたしはもちろんですが、兄貴も昨夜は眠れたそうです。
9時ちょうどに母の病室へ着くと、父はもう来ていました。 必ず時間前行動をとる父。 前回は9時からでしたが、今回は10時ごろに声が掛かり歩いて1階の手術室へ。 手術に立ち会ったのは、あたしと兄貴。 心臓の血管部分を映し出された映像を見て、 兄貴が、逐一説明してくるので、わかりやすいという面もありましたが、 静かにしてくれ、という気持ちもありました。 主治医は外来担当の曜日なので、 別の医師が手術の内容などを丁寧に説明してくださいました。 主治医の代わりだった医師は、なんと院長先生!!!
前回は、一番狭くなっている血管を処置して、 今回は二番目に狭くなっている血管、それも枝分かれしているので2ヶ所。 前回よりも複雑で、手間がかかると言われてはいましたが、 やはり手術はやってみないと判らないことも多々ありました。
ステントを埋め込む前に、血管を風船で膨ませるのですが、 血管が硬くなっていて圧力をかけてもなかなか膨らまないのです。 硬くなっていることも、ある程度は予測していたようですが、 これほどまでというのは、予想外だったようです。
最初に枝分かれしている細い血管にステントを植え込み、 その後で太い冠動脈に植え込もうとしましたが、そういう硬さだったので、 2つのステントを並べて植え込むことになりました。 それも、8月にできたばかりという新しいステントを。
ステントにはタイプが2種類あるそうです。 普通のステントと、再発防止用の薬が塗布してあるステント。
前回と、今回の細い方には、普通のステントを植え込みましたが、 冠動脈に並べて植え込んだ2つのステントは、新しいステント。 どちらも、メリットデメリットがあるので、 ここで、どっちがいいとか悪いとか、 素人のあたしが言える問題ではありませんが、 普通のステントで済むと思っていたものの、 新しいのを使うことになったということ、 新しい方は血液をさらさらにする薬を一生、服用することになるので、 今後、事故や外科手術が必要になり、大量出血が起きたときに、 止血しにくいということらしいです。
前回と今回の両方に立ち会った兄貴には、 前回より何十倍も今回の方が難しく感じたそうです。
難しくて手間がかかると言われていた手術も45分くらいで終了。 車椅子に座らせられた母は前回よりもダメージが大きいようです。 手術中から、胸の辺りが苦しいのだそうです。 前回、1つのステントだったのに今回は3つだもの。 異物がある感じがするのも当然でしょう。
新しいステントを使ったことで、またアレルギーなどの心配がありますが、 とりあえずは集中治療室に入ることもなく、 術後専用室も開胸手術をした人が優先されるので、 ベッドが空いていなかったこともあり、元居た病室へ戻りました。
胸が苦しそうな母は病室で数十分眠った後、少しずつ楽になったようです。 父に母をお願いして、またもや午後、仕事に戻ったあたし。
なんか会社のデスクに腰かけた途端、どっと疲れが出ました。 家族の前では明るく前向きに、 マイナス面を考えないような言動をとっていても、 緊張していたのかもしれません。 あたしと同じで、不安な顔を一切見せない母も同じように、 安堵してどっと疲れが出ていることでしょう。
明日、また病院へ顔を見に行こうっと。。。
検索WORD = 母の病−
|