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| 2004年03月26日(金) | ぜんぶぜんぶ。 |
早朝、藤くんが繋いできたメッセでのやりとりです。
最近弱くなってる気がするから、強くならないと
うん。
子が先に亡くなって、妻が一週間後だったんだけどね
その期間にね
うん。
もう、楽になってくれって
子供一人じゃかわいそうだからって
一緒にいてあげてくれって
うん。
そのとき意識はなかったんだけど、約束したから
しっかりしてないとね
うん。
意識は、少しも戻らなかったの？
うん
呼吸器で、延命してるだけ
その姿は、辛かったね。
生きててもかわいそうじゃん、寝たきりで
だからね、あきらめた
うん。わかる。
なんでこんなこと言ってるんだろう？
朝から
きっと二人が、藤くんのこと、見守ってるよ
ぜんぶぜんぶ。
うん
藤くんの苦悩も、前向きになろうとしてるのも、
ぜんぶぜんぶ
苦悩は見られたくなかったな
いいんだよ。それが、藤くんなんだから。
自分を否定しないこと。
生きてるときは見せなかったのにね
不安にさせたくなかったから
生きてるときは、いくらでも隠せるよ。
そう、生きているときは、
いくらだって、嘘がつける。
隠すことができるんです。
でも、そうじゃない今、全てお見通しでしょう。
どうかお願いです。
天国で藤くんを見守ってあげてください。
