自宅から新年会が行われた秋保まで２０分ぐらい、
会社から自宅まで２０分ぐらい、
そして会社から秋保までも２０分ぐらい、
三角で結べる位置関係ということですね。


秋保には兄貴の元妻や子供たちがいるほかに、
あたしの中学生からの親友ヒロコもいます。

ヒロコは中学・高校とずっと一緒で、
社会人になってからは頻繁ではないものの絶えない関係です。

そのヒロコは高校の同級生と結婚し（相手はあたしとも同級生ということ）、
理容店を営む彼の実家の希望で、
長女を産んでから理容師の免許を取得した頑張りやさん。

今は三人の女の子に恵まれて、大きな理容店兼自宅を建て、
８人家族の中で店と家庭を切り盛りしています。


そのヒロコが水曜の夜、
あたしが新年会で泊まっている旅館へ来てくれたので、
約２時間弱、久しぶりに話ができました。


自営業だとなかなか時間がとれないし、
とれたとしてもお互い子連れだと、突っ込んだ話しもできませんが、
この２時間、あたしとヒロコはいっぱい泣いて笑って励まし合いました。


ヒロコの夫ムツオくんは商売人向きの明るくて話し上手で人のいいタイプ。
ヒロコはそのムツオくんの借金問題に悩んでいました。
あたしの離婚理由を詳しく話したことはありませんでしたが、
さらっとは、ヒロコも知っています。

だからこそ、あたしに話す気になったのでしょう。
お互い一番苦しい時には話しを切り出せない性格。
今は弁護士に相談しながら、
どういう風に解決していくかを決めている段階だそうです。
あたしの元夫と根本的に違うのは、
ギャンブルが原因ではないということ。

自営業で立派な店や家を構え、
店の中心になって若夫婦が働いていたとしても、
その親たちが財布を牛耳っていて若夫婦は小遣い程度しかもらえないなか、
ちょっとしたミスからトラブルが起きたときに、
安易に消費者金融から借りてしまったことがきっかけだったそうです。

そして、そういう世界をそそのかす友人のことを、
人のいいムツオくんが信じてしまったこと。

最初のミスから８年という歳月があっという間に流れてしまい、
その間に借金は膨大に膨れ上がり、
半年前にやっと打ち明けられたそうです。

最初、離婚とも言われたそうですが、
ヒロコの親も、父親の仕事が失敗したための借金問題で離婚をしたため、
高校生の時に辛い思いをしていたので、
ヒロコは離婚せずにムツオくんを支えていくことを決心したそうです。

ムツオくんも離婚の選択をしてもいいとヒロコに言いつつ、
自分一人ではなんともならないかもしれないからできれば助けて欲しいと、
誠意を見せたということです。


ヒロコなら大丈夫。
結果、元夫を見捨てたあたしとは、違うよ。。。。ね。

あおい雪　 DiaryINDEX｜past｜will ｜ＭＡＩＬ