あおい世界
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振り返れば、自分の成人の日の時はどんなだったろう? もう、十数年前ですけど。。。(∂。∂;;
式には行かないどころか、 振袖にも興味がありませんでした。
母は、着せたい気持ちがあったようで、 新聞の折込広告に入ってくる振袖の衣装を見ながら、 何度か声をかけてきたような記憶はありますが、 あたしは、まったくその気になっていなかったと思います。
実際、今と違って、 何曜日であろうと1月15日と決まっていた成人の日の祝日には、 同じ年齢の友達、男女含めて数人と、 それぞれ買ったばかりの車を走らせていた記憶があります。
・・・・・あ、あたし、別に“走りや”では、ありませんよ、ただのドライブです・・・・・
その1年後、2歳上の従姉が結婚することになったのです。
当時あたしは“壽貧乏”という状態で、 毎月のように友人の結婚式に呼ばれていました。 御祝儀や二次会はもちろんですが、 若かった当時、レンタルドレスで披露宴に出席したりしたので、 楽しく嬉しい反面、出費も多かったのです。
従姉の結婚式にも、レンタルドレスで。。。と思っていたら、 母がこの時とばかりに、
レンタルドレスなら、自分でお金を出しなさい。 でも、振袖をレンタルするなら出してあげるよ。。。
と言ったのです。 自分でお金を払って、振袖を買う気もレンタルする気もなかったのですが、 出してもらえるなら着てみようかな、、、という気持ちも沸いてきて、 母の言葉通り、お願いすることにしました。
振袖を選びに呉服屋へ下見に行くと、 値札にはレンタル用と販売用の二つがついていて、 母はすぐに、借りるなら買ったほうが得! と思ったらしく、 即、購入という運びになりました。
紺ではない、濃い青。 薄いピンク色の小さい桜が散りばめられていて、 将来、袖の裾を切って、訪問着にもアレンジできるというタイプ。
・・・・・今だに袖は切ってないので、将来娘にも着せられそうです・・・・・
従姉の結婚式はちょうど1月15日だったので、 着付けは成人式に向かう二十歳の人たちに混ざっている21歳、一人。 わはは。 母はまたまた、この時とばかりに、 着付けが済み、結婚式に向かう前、 写真館で成人式の際に撮るような写真までも撮ってくれました。
この年齢になってみて、 あのとき、そんな経験をしなければ、 若いうちに振袖写真ぐらい撮っておいてもよかったかも〜〜〜、 なんて思ったかもしれません。
偶然とはいえ、翌年そんなチャンスが訪れたということは、 母に感謝すると同時に、 あたしの人生、 後悔しないようにできていると思わずにはいられません。 娘たちと、街中をブラブラ歩いていたら、 何人もの振袖姿を見かけました。 やっぱり、素敵♪
桜と桃にも着せてあげたい。 今頃、親の気持ちがわかります。
身近に新成人の方はいませんが、 世の中の新成人の方たちが、 はばたけますようお祈り申し上げます。
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