あおい世界
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2003年10月20日(月) |
やめようよ、そういうの。 |
10歳の男の子と5歳の女の子を持つシングルマザーがいます。 彼女は元夫から養育費として月に8万円もらっています。 なので時間に余裕のあるパートで済んでいるそうです。 離婚の際は、 慰謝料として新車の軽自動車の購入金や、 引越し代などの生活準備金をすべて元夫に用意してもらいました。 元夫とは、完全なる性格の不一致が原因だったことと、 夫婦生活も子作りのためだけに行なわれた性の不一致が要因だったそうです。
離婚して1年半。 実家は仙台から遠く離れた山口県の奥の方。
東京での社内恋愛を経て結婚した後、元夫の転勤にて仙台に来たので、 こちらには身寄りも何もないのに自分で選んでここで生活をし続けています。
それも元夫の実家がある区内。 車で20分も走れば、ついてしまうような生活圏内。 その割に、元夫とその家族のことを相当毛嫌いしているようで、 元夫が子供たちに会うことも怪訝な顔をするそうです。
あたしは幸い実家が近いので、両親に頼ることが多く、 恵まれているといつも思っています。 でも金銭的な面では、慰謝料も養育費もなく、 フルタイムのパートという待遇で働いています。 若干、状況が違うにしろ、 あたしは彼女のことを陰ながら心配し、応援していました。 その子供たちのことも気になっていたし。
やはり身寄りのないところで、一人で生活していくのは大変だろうと。 そして、元夫やその家族に対する嫌悪感もあることはあるだろうと。 だから、離婚という選択をしたんだろうと。 想像はしてましたけど。 彼女が元夫に発した言葉、 「(実家が近くにある) あなたの妹さんとは違うんだから!」 やはりね、正直、少し哀しいですよ、事実なら。
それも教えてくれたのが元夫つまり、あたしの兄貴の現在の彼女。 最近は、ほとんど内縁の妻のような生活をしています。 二人の間に結婚に踏み切らなくてもいいじゃないかという何かがあるようです。 それはそれでいいのです。 二人の気持ちが一致しているのなら。
元妻の彼女から見れば、 離婚して悠々自適に生活しているような元夫が恨めしいのかもしれません。 現在の彼女から見れば、 愛している人のことを悪く言う元妻が何かにつけて関わってくるのが、 目障りなのかもしれません。
でも、あたしはね、 人伝えの言葉を鵜呑みにする気はないけれど、 そういうニュアンスや、 そういう人間関係に哀しさを感じずにはいられないのです。
そういうの子供は敏感に察知すると思います。
ねぇ、だから、もうやめようよ、そういうの。 みんな、前向いて歩こうよ。 人のこと、恨んだって、妬んだって、しょうがないじゃない。 哀しいだけだよ。
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