あおい世界
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2003年09月18日(木) |
桃 誕生まで No.4完。 |
こういうタチなんでしょうか。 桜の時と全く同じで、眠りについているうちに陣痛がきていたようです。 結局また陣痛の痛みで起きたんですから。 よく本に書いてあるような初期の陣痛は体験できませんでした。
痛みに耐え切れずナースコールをしました。 不思議と病気の痛みではないだけに、どんなに死にそうだと感じる痛みでも、 陣痛に関しては看護婦さんも容赦しません。
まだ、(子宮口が)開くまでは時間かかるでしょう。
なんてテキパキと処置して行ってしまうんです。 それでも数分後、我慢しきれず、また呼ぶと、
じゃぁ、分娩室に行きましょう、歩いて来てください。
だもんね。 そこからは桜の時と同様、陣痛室のお世話になることなく、 すぐ分娩室にて力みはじめましたが、最後のひとふんばりがきかないようで、 とうとう吸引されてしまうことに。 吸引の器具を見たわけではないけれど、近くですごい掃除機の音が聞こえたのと、 確かにあの部分にその吸い口が当てられてたような記憶があります。 そのような助けを得て、特にひどく頭がゆがむこともなく、出産に相成りました。
2000年9月18日 6時00分 ← ミレニアムベイビーです 吸引分娩にて、女児出産 分娩所要時間 1時間2分 ← 桜のときより、更に早い 体重 3,442g 身長 50.0cm 胸囲 32.5cm 頭囲 33.0cm
産後すぐ、胸元にきた女の子によろしくね。と言いました。
びっくりするほどパパ似でした。
当時、あたしが離婚したことを知っている人は、ほとんどいなくて、 病院に来てくれた人たちは口を揃えて、
そっくりだねぇ〜〜。。。。
と言いました。 今でもすごく似てるんです、時々ドキッとするくらい。 でも、だから愛しいんです。
今日で3歳だね。
♪ お誕生日、おめでとう 桃 ♪
あなたが産まれたこの季節、 実家ではじーじが丹精込めて毎年花を咲かせる菊が何十本も満開になり、 軒下に陳列するんだよね。 毎年毎年、菊ひとつによくもまぁ、こんなにたくさんの種類と数があるもんだと、 あらためてびっくりさせられてしまいますね。
ステキな季節に生まれたね。
桜の時、あたしの体重は妊娠前より7キロしか増えなかったのに、 桃の時は10.5キロも増えてました。 その後、順調に母乳が出たので、すぐに元の体重には戻りましたが。。
出産後、桃は子宮内感染症と診断され、 生後0日から10日間入院扱いとなりました。 これは破水した後、 時間がたってからの出産だったせいかどうかはっきりしませんが、 それも一つの要因になりうるものです。
あたしは経過がいいということで予定通り産後6日目で退院したので、 その後4日間は家で絞った母乳を冷凍して、 朝と夕方、病院に持ち運び、行った際には直接母乳を与えたりしました。
桃の入院は大したことではなかったけれど、 産後、一人で二人を育てて行こうという意気込みとは逆に、 少しだけナーバスになっていた時期でもありますね。 でも幸いにも、その後退院した桃は健やかすぎるほど順調に成長しています。
周囲の方たちと見えない力に改めて感謝させられます。
あたし一人では育てて行けません。 いくら意気込んでも周囲の人たちとのコミュニケーションがあってこそですね。
ところで、あたしが入院中の桜は、といいますと。 初日の夜、おなかを押さえて大泣きをしたそうです。
おなか痛いから、桜もママの病院に行くぅ〜〜〜〜
子供なりに考えた末のドタバタ劇なのでしょう。 実家の両親は演技だろうと思いつつもまさかまさかと半信半疑だったようです。
翌日から毎日、病院に来てくれましたが、 桜が帰るとき、エレベーター前などでは、よく二人して涙ぐんだものです。 桜が我慢しているのが、びしびし伝わってくるんです。
こうやって、“上の子”というのが培われていくんでしょうね。 何はともあれ、そんな出産劇があって二人の子育てが始まったわけです。
でもね、 いろんな兄弟姉妹のかたちがあって、どれも素敵でしょうけど、 姉妹っていいですよね。 兄貴しかいないあたしは、おねーちゃんにどれだけあこがれたことか。
桜と桃の二人には、とことん仲良し姉妹になってほしいなぁ。
*** おわり ***
桃 誕生まで No.1。 桃 誕生まで No.2。 桃 誕生まで No.3。
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