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| 2021年09月05日(日) | KN大学受験記録 長いです！ |
KN大学受験記録です。
遅くなってしまいました。
とはいえそれ程役立つとは思えず、待っている方もいるとは思えず（笑）upをためらっていたのが事実です。
でも約束は約束、KNの大学受験を書かせてもらいますね。長いですよ(笑)！
KNは高2まで理系で大学受験をする予定でした。が、物理でつまづき・・・3年から文系に。こういうことを「文転」っていうんですね。
文理クラス分けは3年なのですが、実際には科目選択などで2年で方向性は大体決まる感じなのです。
そんな中文転したため、3年での履修に苦労しました。
新テスト（旧センター試験・正式な名称は大学入学共通テストですが、ここでは一貫して「新テスト」もしくは「共テ」と呼ばせてもらいます）で受けたい選択教科が3年次に開講されず、仕方なくその教科は塾と独学で勉強することに。
受験科目のことを考えると、早めに志望校を決めてその大学に必要な科目をとるのが一番。もし国公立一般受験も視野に入れるなら、2年からの科目選択をよく見極めて下さい。多少余分でもいいくらいですね。
新テストの「社会」は、倫理が入る『倫政』でないと不可の大学があったり、理系なら「理科」は『○○基礎』だけではダメだったりします。
そして今や私立大学も新テストを利用して受験できるところがほとんどなので、いずれにしても新テストは申し込んでおくのが得策です。
また、志望校をあまりに限定しすぎるのは危険です。受験方式が前年と変更になる場合があります。
そしてコロナで高2の終わりから長期休校・・・。わが子ながらよく耐えたよなあ・・・と思います。
本人曰く、受験生だったからまだマシだった、と言っていました。どこにも行けなくてもあきらめがついたと。
「一回ショートヘアにしてみたかった！友達とも会わないし冒険していいよね」と『ヘアドネーション』をやっている美容院を自分で予約。
バッッッサリ・・・やってきましたよ。本当にびっくり。KNの髪の毛、どこかで役に立ってるといいなあ。
KKが仕事の間は自宅で勉強？何やってたかわかりませんが（塾も休校だったので）料理番組をたくさん見ていたようです。
なぜならKNは一人暮らしに超！憧れ・・・。
マークシートの方が点を取れるKNは、ホントは地元の公立大などの二次（記述試験）の配点が低いところを受けると良いのですが。
2年生終わりごろの会話。
KK 「地元の国公立どう？どうしても一人暮らししたいなら地元でもバイトして下宿すればいい」
KN 「えーと・・・考えて検討したけど、地元には進みたい方式の学部がない」
KK 「な、なんだと・・・？じゃあどこならあるの？」
KN 「まず北大」
KK 「いや遠いわ！他には？」
KN 「まあ、Z大が一番ピッタリくるかな。あ、あと、金沢大にちょっと近いのがある」
KK 「ほおー・・・あとは？」
KN 「 東 大、 で す ね 」
KK 「・・・」
KN 「（笑笑）Z大！！目指します(笑)」
今でこそわかった風なことを書いてますが、実は途中までKKは「二次試験」と「後期入試」を混同していました。
また、高校入試のように併願校（すべりどめ）の合否がわかって確保してから国公立を選択できると思っていました。
合否がわかる前に国公立の願書を出さなければならないと知って、お金はかかりますが受験する私大を一つ増やしてKNに嫌がられました。
何があるかわからないのが受験ですのでね！
大学入試のシステム、KKには難しすぎます。まさか地元を出ると思ってなかったし！
支えてくださる高校の先生や、モチベーションをあげてくれるお友達、そして塾、様々。
夏にZ大志望と伝えたら「毎日夜9時まで塾の自習室で頑張るべき」と塾の先生言われたKN。
（親に言われてもきかないのに）受験までやり通しましたよ（緊急事態宣言期間以外）。すごい影響力です。
また、塾主催の「Z大対策講座」を短期で受講したこともよかったのではないでしょうか。
ここでKN志望校。
私大4校。
国公立2校（前期が不合格ならということ）。
丸に入った番号は志望する順番です。
� 々駑�Z大学・大本命。
�◆仝�立A大学・Z大不合格だった時の後期の受験校。
�ァ〇篶�B大学・地元。KNの高校で文系生徒はほぼ受ける。
�Α〇篶�C大学・地元。人気あり。知名度もあり。
�� 私立D大学・西日本の有名私大。
�ぁ〇篶�E大学・同上。実はKT母校。
そしてKNの成績。
模試の判定はB・C校はA判定でしたが残りの大学はすべてD判定。学年順位も、選択科目の影響であまりハッキリわかりません。
とても盤石とは言い難い成績だったKN。
なのに合格。判定が低くてもチャレンジするものですね（Z大・D大はまさに「ギリッギリ」合格でした・笑）。
初めての実施だった新テストが逆に良かったのかもしれません。特に英語。塾の先生が解く順番を伝授して下さり、もし普通に解答していたら引っかかって誤答するとこだった・・・とKN言っていました。
赤本は3年の夏までやらなくていいと塾で言われたそうですが、古いものでいいので早めに手に入れて目を通すくらいした方がいい気が。
試験内容以外にも大学の情報がたくさん載ってますし。
KNによると（私大をたくさん受けすぎて）ギリギリでは赤本をやってる暇がなかったとか。
勉強も必要ですが、受験は何と言っても体力。
新テストは2日間。自分の高校で受験できてそれは良かったのですが、私大はかなり連続であちこちの会場にでかけます。方向音痴の
KNは行き帰りでエネルギーを消費したようです。コロナ換気で寒かったり暖房で乾燥していたり、いろいろ対策が必要です。
帰宅するとネットでその大学の受験掲示板をついチェックしてしまったり・・・本当はしない方がいいですね。
クラスにどうしてもD大に行きたくて全学部入試を5日連続（！）で受験し、無事合格した友人がいたそう（私大のみ受験の方針）。
得意分野がいつかは出る可能性に賭けたり、出題傾向や会場の雰囲気に慣れたりというメリットがあるのか・・・と感心しました。
D大は本当は共通テスト利用入試も受けてほしかったです。KNは全学部入試を1日受験しただけなので、3教科受験です。でも新テストの出来が思ったより良く、5教科で評価してもらった方が合格の可能性が高かったので。
ちなみにKNは社会を『倫政』でなく『政経』（Z大はOK）にしたのですが、そのおかげで新テストの得点調整で数点あがりました。
大学にもよりますが、共テ利用入試は3教科・5教科・7教科などがあり、科目数が多いほど倍率は少なくなる傾向にあります。国公立併願者にお勧め。
これはKNはやってみればよかったと思ったこと。
共テ利用方式で、志望でなくても「早く結果が出る私大」をひとつ受けておけば、マークミスしたかどうかの指標になるかもです。
もっとも、自己採点が信用できればそんなことしなくていいんですけどね(笑)
共テ利用入試、全学部入試の他、個別学部個別入試というのがあります。受けたい学部をピンポイントで受ける、いわゆるKKたちの時代の受験です。
受験方式が多岐にわたりすぎて、KNに説明を受けないとよく理解できませんでした（逆だろ・・・）。
その点KTはえらいもので、ちゃんと理解してKNの書いた書類チェックなどをしていました。チェックは絶対必要ですね。
もしも何か「これ！」という特技があるならそれを磨いて、一芸で国公立の推薦とかにチャレンジしてもいいかも。
Z大にもそういう猛者がいます。
KNの高校には結構なレベルの私立大学指定校推薦枠があるのですが、皆あまり申し込まないそう。「早稲田がひとつ余ってた」そうです・・・。
KNは志望学部じゃないし、そもそも評定が論外（笑）。
KNは受験ストレスを感じてない感じだったのですが、それなりに受験生活は負担だったようで、新テスト前には
『あー、指定校推薦ほしかったなー』とぼやいてました。
KNの高校は理系の指定校推薦が来ることが多いようです。
受験料はもったいないのですが、一校くらい「総合型選抜（ザックリ言うと後から断れる推薦入試）」を受けて確保しておけば、気持ち的にもう少し楽だったのかもしれません。多分C大あたりなら合格できた気はします。
ただしKNの性格では気が抜けすぎて、そちらに受かってしまうと一般入試は全て不合格になるかも。本人もそう言ってました。
何と言ってもZ大の二次試験。KNだけは現地で宿泊させましたが、KKは往復8時間で日帰りです。宿泊施設の予約は何と前年の9月！
便利なところは即座に埋まってしまうのです。
二次試験は朝から夕方5時近くまで。さすがのKNもヘットヘトでした。二次の配点が高い大学（Z大もそう）を狙う場合はやはり記述力が必要です。小論文など興味があったら軽い参考書を買ってみるといいかもです（大学入学後はもっと記述力がいるようです。オンラインでレポート提出多し）。
さて、Z大の結果が出る前ですがすぐにA大受験準備にとりかからなければいけません。
A大の後期二次試験はKNが苦手とする志望動機提出と面接のみ。
記述力のないKNはヒーヒー言いつつ志望動機を作成していました。
「Z大だめならD大でいいじゃん・・・」とごねはじめるKN。KTは「何言ってんだ」と一蹴。
学費の違いもありますが、何と言っても一次（新テスト）での優位が大きかったため、受験しなければもったいない！と。
つまり、新テストでKNがあまり点がとれなかった教科はA大の入試採点に関係がなく、点がとれた教科が×2の点数で採用されたりする方式。
面接でとんでもないミスをしなければ、合格の見込みが大きいのです。
ただし・・・後期の宿命として、合格発表が3月末。首尾よく合格したとしても、そこから下宿先探しです。
D大受験前に、学生向けの不動産屋さんと連絡を取って関西の下宿はおさえてありました。もしA大が関西なら二校分おさえられたのですが、
あまりにマイナーな選択だったため、Z大ではなくA大合格と同時にとんでもなく忙しくなりそうでした。
KNもKKもこの時点でZ大が受かるとはあまり思っていません。実際、Z大の二次試験でやらかしたのを自覚していたらしいので(笑)。
全ての大学の合否はネットで判明します。その瞬間はKKは布団で読書（小心者）・・・KNが大騒ぎしたのでわかりました。
後でよく聞くと、Z大は二次試験でかなり部分点を下さる採点方式のようです。そうでなければ多分不合格でした・・・。
Z大は超・格安の寮（自炊必須）が用意されています。光熱費も激安。手数の事を考えても、本当に助かったあ！
休校はありましたが、結局高校3年間、無遅刻無欠席無早退（実はKKも…といばりたいが、KNの高校は比較にならないほど遠い）。
生まれてから、部活や入試の公欠・法定伝染病以外で学校を休んだことがありません。
これはKT譲りだと思うのですが、どんな場合でも眠ることと食べることはおろそかにしない子なので(笑)一人暮らしでもあまり心配していません。
お腹が空くと目が覚めてしまうのであまり寝坊ができない体質ですし・・。
運動能力でなく体力、そして精神力が、母親であるKKの想像をはるかに超えて備わっていたようです。
KKがやれたことは、すぐにお腹が満たされるようなものをたくさん準備して出したことだけです。
（手抜き料理をチンして出した、とも言い換えられます。で、でも野菜＋手羽元のスープはしっかり作ってましたよ！）
とりとめのない文章でしたが、こんなところでしょうか。ほんの少しでもどなたかの参考になると嬉しいです。
どんな結果にせよ、コロナ禍での受験を体験したということは一つの強みになるかもしれません。そしてそれは、今後数年続くと思われます。
KNとてまだまだ進級・就職など乗り越える波があります。
いろんな方の力を借りて、更にたくましくなってほしいと願っています。
今年の受験生の皆様、満足のいく結果が得られますよう・・・
