sasakiの日記
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一晩中雷はなり続け、何処か遠くに行ったのかと思ったら、僕の窓から見える北の空にどっしりと重みのある雲が南に流れて行く。 あれが今夜の番待ちの雷雲。 寒いよ。思うに任せないもんだということは知ってるけど、天気が、気に入らない。 昨日途中でやめた日記の続き。 読み返さないからどこまで書いたかわからなくなったけど、進めよう。
二年前の毛用(岩見沢の向こう美流渡方面)から札幌まで伴と走って以来、きつい坂を登ると見過ごすことが多いだろうと思われるりびあんが左手に。今年は夏草が力の限り伸び、日本文学若者編と言った感じで店がある。店といっても普段は営業していないという。 ライブをやる時だけ開けるらしい。 いろんな流儀で人が生き、いろんな流儀で人は付き合って、いろいろな知己を持ち、知らない人も何時の間にか中に入り、しばし音楽を広げる。 文字通り、床に布団を敷くように音楽を広げ、寝床のように敷き詰めて行く。 いろんな方法がある。 好きのものを選べばいいんだよ。 あとは、そこにその音楽がフィットするかどうかだけかなあ。 アンコールまでいれて終わったのが9時過ぎだった。 休憩をいれて3時間ちょっと、ロケットより長くやってしまった。 ロケットとやるとロケットが持ってる清潔感とこっちの幾分どろっとしたものとがハウリング起こすのじゃないかと、いつの心配はしている。 虫が外で鳴き、夜が窓の外で更けて行く隣近所住宅街というのはこれで中々メルヘンだった。 今、思ってることは、もう一度あの坂を力の限り駆け上がること。 宮崎駿の世界だね。 そうか、どこかと似てると思っていたのは神戸だ。 神戸暮らしたことないけど。
マグリットの石みたいな雲が人家の前に浮かんでる。 邪魔だから何処かに行きなさい。雷はもういらないから。
おわり
sasaki
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