sasakiの日記
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2001年11月16日(金) お前は何という歌を作ってるんだ?

 時々、思い出したように作曲ノートを開き(フロッピーに入っている)、ジリジリと書き進む。今日もやっていたのだが、突然変な回路に入ってしまった。
 テレビタレントが53のオッサンをつかまえて「53言うたら初老やないですか?」と突っ込んでいた。
 別にどうということはないといえばどうということはないんだけど、言うことに事欠いて初老はねえべ。初夏とか初秋とか言うと結構いい雰囲気はあるんだけどそれはねえべ。俺もその仲間か?えっ?

 これは抗議の歌を作らねば。
 人は悔し紛れに歌を作ることもあるんだ、と言うことを若い奴らに思い知らせなければいけない。若いということは永遠に続くと若者は思っている。バッカじゃないの?
 
 それはそれは実にシニカルでニヒリスティック、アイロニカルでコミカルな要素まで入っている。かといってシリアスな部分がないかというとそんなことはなく、実に的を射た反老歌になっている。反戦歌というジャンルはあるが反老歌というジャンルを開拓しつつあるのは僕が最初じゃないだろうか?だからといってすごくは嬉しくない。どっちかと言えばゼンゼン嬉しくない。
 
 書いてしまったから取りあえず最後まで書き続けてみようか、みたいなもん。
 一番、2番が書き上がり、さて、ブリッジがらみのサビに入ったときに突然、天からの声があった。「合いの手のようなものを入れろ!」「あらえっさっさ、ホーイ、ホーイ、ヤッソレソレ、等の軽薄なものがいい。」
 さてどうしたものかと思ったがそれはそれ、啓示みたいなものだからむやみに邪険にするわけにもいかない。
 
 入れてみた。
 
 結果。曲がぶちこわし。
 合いの手には計り知れないパワーが秘められていて、生半可な言葉では太刀打ちできないということがわかった。
 この歌は最終的に民謡方面に様変わりしそうな気がする。多分、通常のライブで唄われることはないだろう。夜中に家でこっそり唄うか、誰か民謡歌手に内緒で唄って貰うか。
 面白いことは面白い唄になりそうなんだけど。まさか民謡の神様が降りてくるとは思わなかった。
 サビの方向が未だ見えず。

 稲村さんから電話あり。
 一月にフォーク・インの同窓会があるということだった。教育大学に在籍していた頃、稲村さんが銘々した軽音楽サークル(軽音楽も死語だね、今は。)。
 今でもまだあるらしいから面白いもんだね、時間というやつは。
 30年以上経つ。もうみんな初老だ。なんだかザマアミロだね。
 初老なんだからそんな一番寒い季節に集まらず、もう少し気持ちが穏やかな時を選べばいいのに。稲村さんは3期下で今回幹事をやっている梅谷のことを忘れていた。薄情なもんだ。
 待てよ?梅谷だっけ?梅津だったかなあ?人のことはいえんなあ。
 ところで集まって何するんだろう?
 そうか同窓会か。
 肩組んで校歌かなんか唄ったらぶんなぐってやろうっと。
 ライブハウスみたいなところだっていうからあの頃のレパートリー総ざらえか?
 やっぱり殴りに行かないといかんようだ。へへ。

 今日はここまで。
 ガラナが飲みたい。3点。
 暗号のように見えるだろうか?7点。
  


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