戯言 目次|過去|未来
時はいつかこの傷みを癒す事ができるのだろうか 誰も癒す事ができなかったこの傷を… 悲しみは時がいつか消し去ってくれる 忘れさせてくれる 必ず だけど何年たっても少しも癒えることのなかったこの傷を 時は癒してくれるのだろうか 悲しくて辛くて消えてしまいたかった日々は もう過ぎ去ったけれど 今はどこか深い深いところでこの傷が私を傷みつける 立ち直ろうとする私の邪魔をする 私はこの傷を一生背負いながら生きて行くのだろうか この傷みをずっと感じながら生きていかなければいけないのだろうか あなたが残していったこの傷は あなたや私が思っていたよりもずっと深くて 永遠に癒えることはないのだろうと思わせる この傷はきっと誰にも癒せないのだろうと思う あなたより愛する人が現れたとしても きっと私に前のような笑顔は戻ってこない もう二度と この傷が邪魔をして上手く笑えない この涙はいつまで流れ出るのだろう…
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