日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 24年続けてきて、もはや生存確認

一万回 2021年12月11日(土)



かっこうとこう鳴くのと、かっこうとこう鳴くのでは、
聞いてもずいぶん違うでしょう。

ピアノを弾く者には、心したい言葉だ。
(ピアノ以外も、でしょうねえ)
何度弾いても同じようにドレミ、と弾けることが
「弾けるようになったこと」と思いがちだけれども、
どの1回も、一万回も、やはり違うのだ。

(宮沢賢治朗唱伴奏CDを、また聴いておりまして)
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次々に訪れる生き物たちと丁々発止のやりとりをし、
いつのまにか、とんでもない練習量をこなしたゴーシュ。
いつのまにか、その練習が「誰かを治した」らしかったのだが、
もっとも「治した」のはゴーシュ自身の演奏だった。

ピアノの鍵盤を押し下げる指の動き、ひとつひとつが
誰かの、ではなく、自分のための何かになる、
そういう気持ちが沸き起こることは、しばしばある。

かつて(40年以上前ですよー)、ピアノを習い直したときの
基礎練を推奨する恩師の言葉はまさに金言だった。
「かならず、将来のためになるから」

はい先生。
今もやってます!

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