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「カジさんはね、触られるのが大好きなんだよ」
と、吹き込んだわけだ。 あながち間違いではない。 コントロールできないほど暴れることは、 若いころと違って全くなくなったし、 人を噛むこともない。 人と遊ぶことが大好きで、 基本、「構ってちゃん」であることは、 多くのイヌ様方と同様である。
婆を信じたワカメ。
つーか、耐えるカジさん・・・(^^;)
夕方、カジさんを家に入れると 今度はアヤメがリードをもって散歩。 家の中を、である。 もちろん、今のカジさんは引っ張らない。 アヤメが歩くのに従う。
ワカメは大きな音が苦手で、 カジさんが床にひっくり返って転がる、 いわゆる「ガルルタイム」が始まると、 「うるさーい!」と耳をふさぐ。
が、今日はカジさんのガルルに寛容になれたらしい。 ウチに来て10日にして。
アヤメも、手からおやつを与えることができ、 やっと「親分子分の契」を交わした。 10目にして。
「カジさんに舐められたくなくば、片づけよ」 が、夕食前の合言葉として定着しつつあり、 カジさんが果たす役割は、相当なものなのである。 (ほうびを取らすべきであろうか)
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