日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 四半世紀も続くなんて、誰が予想したでしょう

アンタ、誰? 2008年07月10日(木)



ババが来たらそのまま畑に上がって行けばいいやと思い、
のんびりと庭の草取りをしながら待っていた。
いつもの時刻になっても姿を見せなかったところを見ると、
病院に行く日だったのかな・・・

ババが畑に来ない日は、イマイチ張り合いがない。
話し相手なしで、一人でボソボソと草むしりってのも
なにかうら寂しいものがあるから、そういうときはカジさんが相手だ。
カジさんをからかったり、サンショについたアゲハの幼虫を数えたりしながら
ポツンポツンと雑草を抜いていく。

畑と違って狭い庭のことだから、生える草もチョボチョボである。
ババによると、ほんとうに農業を生業とする人々は
「植えたもの以外は雑草である」
と、ずいぶん思い切ったことを言うものらしい。
その真偽のほどは、父の実家に行ったときに聞いてみようと思う。

植えたもの以外を雑草とするならば、ウチの庭はほとんどが雑草である。
雨で流れてきて根を下ろしたホオズキとか、
鳥が落としていってくれたサンショとか・・・

昭和天皇は「雑草という草はない」とおっしゃったそうな。
どんな草にも名前があるのだ、と。
根っからの理科系だったのたなと思う。
おそれながら、ワタシが「雑草」を定義するとしたら
「そこに生えていると困る草は雑草である」

今の時期の雑草は、オオバコ、スベリヒユ、コニシキソウなど。
ハコベやヒメオドリコソウは終わったし、
ヨモギも生き残りが少しあるだけ。
通年でスギナやカタバミがあるし、ドクダミは今が花盛りだ。
また、ヤブガラシのしぶとさには毎年悩まされている。
とてもかわいい白い花をつける、名前がわからない草も、やはり通年。
他にも名前を知らない草はいっぱいある。
花が咲けば調べようもあるかもしれないが、
花を咲かせるまで放っておいたらたいへんなことになるから
早々に抜いてしまうことが多く、したがって名前も知らないまま。

こうしてみると、名前を知っている草のほうが断然に少ないことに気づく。
以前は、野の花図鑑のような本を、通勤の電車の中で飽きずに眺めていた。
今、身の回りにこれでもか、と草花が溢れているのに
関連の本はさっぱり読まなくなってしまった。
あの本はどこにしまい込んだかなあ・・・

雑草(とワタシが定義した草)を抜くときは
「さらばオオバコ、恨むなスギナ」
のように、名前を呼んでやることにしているのが、
自分としてはせめてもの償いのつもりだ。
(もちろん声にはだしません)
だから、名前を知らない草に出会うと
「アンタ、誰? 誰だか知らないけど、生えた場所が悪かったね」
と、心の中で声をかけつつ抜くのである。







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