日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 四半世紀も続くなんて、誰が予想したでしょう

今日は春でした 2003年03月24日(月)



◆雪融けで◆
  玄関先から駐車スペースまでの足元が悪くて
  どこをどう選んで歩いても泥んこになっちゃいます。
  雪がどんどん融けているのです。
  嬉しいんだけどね、その泥をたっぷりと足につけたネコどもが
  車の上を歩きやがるんだよね・・・

◆ストッキング◆
  なんでかな、ストッキングをはいてると、足の指がつるのよ。
  サポートタイプだからかも・・・
  普段はラクな格好ばかりしていますから
  足の指先も伸び伸び〜〜としているのです。
  当然、外反母趾なんつーのも無縁。   
   
◆送り状(というか)◆
  『スクールで使った4年算数のテキスト』に添付して
  算数を教えることへの思いをつらつらっと書いたもの、
  3人の方に送ったのですが、備忘のために公開。   

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   『わり算』という単元は、スクールでの勉強の中では
   めずらしく「練習」の占める割合が大きくなっています。
   それというのも、2002年の指導要領改訂により
   これまで3年生・4年生でゆっくり時間をかけてやってきたことを
   内容をぐっと減らして4年生だけで扱うようになったためです。

   3年生では暗算による横式(横に書いた式)のみで
   まるっきり「九九の裏返し」的な扱いに留まっています。
   そして九九の範囲外のわり算や筆算形式などは
   すべて4年生に持ち込まれてしまいました。
   それも、割る数が2ケタまでという、半端な内容で。

   5年生になると一気に小数のかけ算わり算になりますので
   『わり算』を単独でみっちり勉強するのは4年生だけということになります。
   小数のわり算では、あまりの処理や小数点の位置など
   他にもちょっと面倒と思われる内容がありますので
   是非とも4年生のうちにわり算の基礎はがっちり固めておきたい。

   ということで、スクールでも4年生のわり算に関してだけは
   じっくりと練習にも時間をかけようということになっています。
   それでも2年ぐらい前までは
   「練習は学校に任せていればいい」
   「スクールでは『なぜそうなるか』だけをていねいに教える」
   っていう考えの方が強くあって
   練習問題はほんとうにちょっとだけ・・・紹介程度でした。
   でもね、子どもにしてみたら理屈や原理がわかっても
   実際の場面で使えなかったら、「できた」っていう気持ちにはなりません。
   最近、その点は改善されてきているように思います。

   それでも、スクールでの練習のさせかたは
   ドリル的にやみくもに多くの問題をこなすというものではなく
   ある一定の『型』に即して、一般型から特殊型へと
   きちんと体系づけられています。
   自分で「これは特殊型だな」と判断して
   気をつけるようになるのが理想です。

   また、教科書にはない「割られる数が4ケタ・5ケタ」や
   「割る数が3ケタ・・」なんていうのも扱っています。
   わり算の『素過程』と、2ケタで割ることの理解ができていれば
   計算のめんどくささはあるものの、必ずできるんですけどね。
   ケタ数が多いと難しいっていう間違った観念に囚われているのね。

   テキストを見ておわかりかと思いますが
   教科書のようにひとつひとつに説明のない場面があります。
   これが、「ワタシでなくちゃ授業できない」という理由です。
   それでも『わり算』の単元はわかりやすいほうですの。
   分数なんか、絵とか図ばっかりのテキストを見ただけでは、
   なんのこっちゃわからないかもしれません。
   わり算の1枚目だって絵とか図ばっかりだけど
   これで1時間半の授業をするのよ。
   子どもたちがそれまで持っていたわり算の概念を
   一旦壊して作り直す必要がある。
   正しい定義を持っていると、それが小数になろうと
   分数になろうと、どんな場面でも通用するのです。


    P.S 『素過程』について

    ★素過程というのは、計算のしかたを最も小さな基本型に分類したものです。
     わり算では「÷1位数(1ケタ)」が全ての計算の基本となります。

    ★6つの基本型(筆算の形にして考えて下さい)

       7÷3     (1位数÷1位数=1位数、あまりあり)

       8÷4     (1位数÷1位数=1位数、あまりなし)

       36÷5     (2位数÷1位数=1位数、あまりあり)

       24÷6     (2位数÷1位数=1位数、あまりなし)

       6÷7     (1位数÷1位数=0)

       0÷8     (0÷1位数=0)

    ★スクールで紹介している『手かくし法』は、ケタ数が多くなるほど威力を発揮します。
     素過程の部分だけに目をつけて、順序よく計算を進めれば(アルゴリズムといいます)
     ケタ数がどんなに多くなろうと、必ず最後まで計算できるのです。

     「ほらね」とやってみせるのが最もわかりやすいのだけど・・・
     最近では、この方法によって作られた市販の問題集もあるようですし
     学校でもこの方法を取り入れて指導している先生もいるとのこと。




 『活字好きに100コのQuestion』に答えます。
【059】 その本、今でも読みたいと思う?
     しまった・・・この質問が次に控えていたのか。
     ま、結局読むことができたわけです。

     他にも読んだ本で今でも生き残って(笑)いるものは
     娘たちに読んで聞かせたりしました。
     昔の本って紙の質があまりよくなかったから
     現物をもう一度っていうのは難しいと思います。
     同じタイトルの本でも、挿絵がきれいになってたりするのね。
     それもまたいいなあと思います。

     いわゆる児童文学の古典といわれるような作品は
     大人になってから・・・10数年前あたりかな
     貪るように読みました。
     「小公女」とか、「飛ぶ教室」とか。
     河合隼雄氏の著作との出会いも、それがきっかけでした。







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