日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 四半世紀も続くなんて、誰が予想したでしょう

ほんとうにいい音とは? 2003年01月17日(金)



S町の某児童館で、1月のお誕生会ミニコンサートがありました。
用意したのは非常にポピュラーな曲ばかり6曲です。
「となりのトトロ」とか、「星に願いを」とか「大きな古時計」とか。

始めは、その児童館にムスメを通わせているTrb.のニィちゃんが
挨拶とか曲紹介とか、ぼそぼそとしておりました。
が・・・どうも黙っていられなくなりまして・・・つい・・・
途中から進行も説明も引き受けてしまいました。
小さいお子様に対する声のトーンって、なかなか難しいからね。
無理やり張り上げるのはいけないけれど、
ちゃんと後ろまで通る声で話さなくてはいけないし
話すスピードにも気を使わなくてはなりませんもんね。
悪いなとは思ったけど、もとプロですから・・・

ワタシを含めて3人だけという小人数で参りましたので
凝ったことはせず、ごくシンプルにストレートに
メロディーを綺麗に聴かせるようなアレンジにしました。
楽器紹介を兼ねた短い曲では伴奏ナシで1本で吹く場面もあり、
音そのものがよくなかったら、とても聴くに耐えないものになります。
「シンプル is ハード」と何日か前に書きましたが
それはアレンジする側だけの問題ではありません。
メロディーがシンプルであればあるほど、奏でる音色のよさが求められるのです。

ワタシは弾く楽器・・・そこにあるピアノと、持っていったキーボードですので
音色の問題は楽器に負うところが大きいのです。
しかし、あとのお二人・・・Trb.とCla.は、その人の技量がモロに出ます。
音程・音量・音質・ビブラートの加減・・・そしてフレージングなどのセンス。
Trb.の方の音は、やわらかくて深みがある、癒し系の上品な音。
一方、Cla.の方の音は、艶やかで透明感があって、引き込まれるような音。
いずれも「いつまでも聴いていたい」と思う音です。
両人とも爺バンドでプレイしていますが、ワタシが一目置いている方たちです。
この二人じゃなかったら、アレンジでもっともっと誤魔化そうとしたかもしれません。

二分音符や全音符などの「伸ばし」は、その人の音がバレてしまう怖い音符です。
これらの所謂「シロ玉」をキレイに響かせて聴かせることのできる人は
実をいうとあまり多くないのです。
また、シロ玉をキレイに吹くことの難しさをちゃんと知っている奏者も少ない。
「シロ玉ばっかりで簡単」なんて言うヤツはだめです。
そういう人は、演奏で手を抜くんですね、困ったことに。
演奏するに当たって「力を抜く」ことは必要とされますが
「手を抜く」とか「気を抜く」ことは許されません。
ワタシの知っているトランペット奏者で、練習のときはあからさまに手を抜き
本番でハッチャキになってコケる・・という方がおられますが、論外だと思います。

おっと・・・思わず熱くなってしまいました。
「いい音」を追求しようと思うと、一晩語り明かしても足りません。
相手さえいたら(そして眠気に襲われなければ)ゆっくり話してみたいところです。
最近の飲み会なんかでも、こういう話題は出なくなってきており、残念です。

今日のミニコンサートは、お二人の音のよさを再認識するよい機会になりました。
子どもたちは、少ない語彙で一生懸命に感想を言っていました。
一番嬉しい感想は、部屋を去る時に女の子が言った「また来てね」っていう言葉。

        マジックハンドパーンチ! ( ^-^)//XXXXXX=О)o°)/ ブヘッ!

さーて、明日からいよいよ・・・
受験会場はワタシの母校で、実家から徒歩5分なので
朝はまず実家に連れていき、夕方、時間を見計らって実家に行く。
んで、お茶を飲みながらムスメの帰りを待つことになってます。
この後に及んで、地理のサンコーショなんぞを眺めているムスメに
ワタシがかけてやれる言葉はもうございません。
ほんの数日前はあったんですよ、かける言葉が。
「・・・おヂョさん、編み物たぁ余裕だねぃ」とか
「ほう・・・それ(忍たま乱太郎)も試験科目だったかね?」とか。



 つぶやきリサーチ
 【破産】さきほど3億円ほど搾取致しました結果、
     再び破産させてしまった模様です。
     あきらめなさい、相性の問題よ、きっと。
     ワタシにとってとてもいい相性だっていうことよ。



 『音楽好きへ100の質問』に答えます。
【097】 究極の選択:10分間聞くとしたら「黒板を爪で引っかく音」と
      「発泡スチロールがこすれる音」どちらがいいですか?(お題系)

     究極でもなんでもないね、こんな質問。
     ウチのネコたちは発泡スチロールでツメ研ぎするのが大好きでしてね。
     家の中何箇所かに発泡スチロールの箱を置いているのだ。
     耳慣れてしまうとどうってことない音なのさ。








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