他部署との懇親会。鎮痛剤を飲んでいたのでお酒は一杯だけ。浮世の義理で出席したとは言え、いろいろな人と話が出来て得るものが多かった。
会社の人が「君が宮本輝が面白いって言うから読んだけど、どこが良いのかあまり分からなかった」と言うので何を読んだのかと尋ねると「星々の悲しみ」だと。あれ大して面白くないですよと言うとじゃあ何がいいんだと聞くので、考えた末に「幻の光」を貸す事にした。短いけど、私は好きな小説。本当は「流転の海」シリーズを貸し付けたいけど、長過ぎて彼の気に入らなかった時のリスクが大きいのでやめた。「この人はどんなのが好きなんだろう」と考えながら貸す本を選ぶ作業は楽しいもんですね。■
|