お仕事が忙しいれす。忙しいのに、ヒマ期が長かった(特に 9 月と 10 月はヒマでヒマでヒマなあまり死ぬかと思ったくらいヒマでしたマジで)せいで脳内が仕事のスピードについていけません。しかし会社ではヒマよりも忙しいほうが精神衛生上は断然良い。
ランチ時にまた皆がお弁当を持って来るようになったので、一人で本を読みながらご飯食べる日々が続いてます。で、今は同僚にお借りした「海辺のカフカ」読んでます。今、上巻の 3 分の 2 くらいか。村上春樹作品では「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が一番好きなので、このタイプの話はわりに無条件で楽しんで読めます。ただ「こんな 15 歳の少年いるのかな」とか思ってしまうけど。15 歳にしては語彙が多すぎやしないか。
この話でも、春樹的キーワードの「猫」とか「射精」とかはやっぱり出て来ますね。でもお馴染みキーワードが出て来るのは春樹読みにとっては親密な感じがして、なんとなく「また戻って来た」感があります。
春樹作品でのある事柄(例えば猫やジョニー・ウォーカー)が、何かのメタファーであるという事は分かるんだけれども、何のメタファーであるかは、この話に限らず私は通しで 3 度くらい読まないと解釈する事が出来ない。解釈したところでやっぱり人の解釈によって何のメタファーであるかは変わって来る事もあると思う。作者の意図とは全くズレた解釈をしてるかもしれない自分を思って不安になります。別にそんな事はすごく大きな問題ではないような気もするんだけど。読んでて疲れるって事もないんだけど。
ところで昨夜の「アルジャーノン」ですがエリナ先生はどういうつもり? 先生の自己満足と自己陶酔でふられる吉沢悠(いいひと。)が非常に不憫というか、ひたすら菅野美穂にイラついた。こんな女ととっとと別れて私とつきあえ。>吉沢悠■
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