2002年02月16日(土)   児童文学 

Amazon.co.jp では今月から 1,500 円以上購入すると配送料無料になった模様。で初めて利用してみようかと思いいろいろ検索する。

こないだ唐突に、自分が子供の頃に読んだ本を是非手許に置いておきたくなったんで猛検索してみたんだけど、絶版になってる本の多い事にかなりやる気をなくしています。ひどいわ…。

そもそも始まりは1ヶ月くらい前に「偕成社の少年少女名作落語を全巻揃えておこう」と思い立った事。でもこれ、絶版なのね(これ読んでた方いらっしゃいませんか。私はこれで「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ」を覚えました)。

いつでも人気の「ホッツェンプロッツ」「スプーンおばさん」シリーズは今でもバリバリ現役で本屋さんに並んでます。「小さい魔女」も。

しかし、やっとの思いでタイトルを思い出した「そばかす先生のふしぎな学校」(すんごいラストがせつない! 今思うと児童文学にしては相当シュールだった)「ひとりっ子エレンと親友」(レオタード用下着はすごいインパクト)「いたずらっ子オーチス」「リンゴの木の上のおばあさん」(遊園地でソーセージとわたあめを交互に食べるシーンがたまらない)、これら全てが絶版だったんですよ。どういう事か。このへんがいっとう読みたいのになあ。

「グウタラ王とちょこまか王女」は絶版。しかし訳者が違うバージョンで「なまけものの王さまとかしこい王女のお話」が現在入手可能。あと、「ポッパーさんのペンギン」も同じく、訳者が違う「ポッパーさんとペンギン・ファミリー」があります。「銀のスケート靴」もそんな感じ。

でも挿し絵や訳者が違うと今ひとつ入手してみようという気になりません。それも了見の狭い話だと思うけど。こういう時は書店で手に取れた方がいいですね。

あと、本のタイトルが全く思い出せなくて懊悩しました。エピソードしか覚えていない本のタイトルを思い出す作業は誰にも手伝ってもらえない。「ひとりっ子エレン」にしたって「黒板ふき叩きがすごく好きな女の子で、バレエの時は親に必ずレオタード用下着を着せられて悩んでてー、雨の日にビーツを持って学校まで走るシーンがあって、親友をひっぱたいて絶交状態になって」と、本人にとっても散漫な説明しか出来ない。今も思い出せない本が二つくらいある。うー、たまらん。

配偶者の体調が良くないため、今日は一歩も家を出ずに一日中こんな感じで本の検索をしていました。私に巨万の富があったら絶対全部復刊するのに! もちろん FF ランドのF先生分も! 神様! どうして私はビル・ゲイツじゃないんですか!

余談ですが、友人の絵本作家いわく「絵本業界は旧い名作が常に一定の割合を占めていて新しいものを求めていないところなので食い込むのが難しい」そうです。確かにぐりぐら、いやいやえんは根強いよね。なかなか新しい名作が出にくい分野かも。

※最近リンクを多用しているのは、「ちゃんとしたい」気持ちのあらわれです。


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