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2010年01月05日(火) 釣り師と荒川沖の事件が重なって見える

 2年ほど前、茨城県の荒川沖駅で一人の異常者が通行人を次々と切りつけ殺傷する事件がありました。彼は彼なりの理論を展開し、自分が選ばれた人間であり、この世に未練はない。もし、自分を死刑にしないなら、また殺人を繰り返すと主張しています。そして、自分以外の人は価値がないから殺すことに良心の呵責などないとも言っている訳です。

 正月早々、嫌な番組を見てしまいました。最近「帰れま10」と言う企画がちょっと面白いなと思っていたテレビ朝日の「お試しかっ!」と言う番組です。

 昨夜放送されたこの番組では、「相模湾で釣れる美味しい魚ベスト10 全て釣れるまで終われま10」と言う企画が行われていたのです。常々「魚の数グラムの脳みそと知恵比べをするなどと自慢している阿呆は人間をやめれば良い」「キャッチアンドリリースするのが正しいと言うのは阿呆の証拠」「釣りはスポーツじゃなく漁だ」と公言している私ですので、この番組で釣る対象(ベスト10)以外の魚はリリースすると言うのを見て胸くそが悪くなってしまった次第。釣ったなら責任をもって食えよ!

 そう、そしてこの番組を見ていて、前述の事件を思い出した訳ですよ。リリースする釣り師って言うのは、あの異常者と同じです。良心の呵責なく「あいつらは人間じゃないから」と刃物を突き刺しているんですよ。そして、自分の欲しいものじゃなかったら「いらね」と言って放り出す。あの異常者は「あいつらは俺とはレベルの違う生き物だから、良心に呵責はない」と言い放ちますが、釣りをスポーツだと言う阿呆は、針で突き刺しておいてリリースしたから俺たちは正しいことをしているんだと言い張るだけの違いしかないんですよね。リリースさえすれば何度突き刺しても問題はないなんて素晴らしい思い違いです。

 そう、多分釣りをスポーツだと言い、キャッチアンドリリースが正しい行いだと信じている阿呆共は、あの異常者の無差別殺人を「素晴らしい行いだ」と賞賛しているのでしょう。「俺が魚を釣るときと同じだよ。これは正しいことなんだ」と思っているんじゃないでしょうか…とんでもない話です。魚は生き物です。釣るなら食え。食って感謝しろ。そして、食わないなら釣るな。そう言う判断ができず、欲望のままに釣って捨てるのが下衆野郎、判断して抑制することができるのがスポーツマンであり紳士じゃないのかなと思います。だから、私は釣りをスポーツだと言って勘違いしている下衆野郎を心の底から軽蔑するんです。

 言葉が汚くなってすみませんでした。


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