The Green Hills of Earth
京都は四条河原のマクドナルドで書いています。
わざわざ京都に来ているのに、別の話題を書くと言うのも無粋なものですが…
先日、テレビで「衝撃映像〜」というような番組をたまたま見ました。そこでは、ドライブレコーダーが捕らえた事故の瞬間というような映像がいくつかあって、その中のひとつはタクシーが客の「左に曲がって」という要望にこたえて、交差点を左折しようとしたら、左側をすり抜けようとした原付バイクにぶつけたというものでした。そして、ドライブレコーダーの音声録音機能が、運転手が言い訳のように客に向かって「でも左から追い抜くのも悪いよね」という言葉にかぶせるようにナレーションが「いいえ、悪いのは左を確認しない運転者です」というようなことを言うものでした。
確かに今の道交法では、自動車に比べて原動機付自転車、自動二輪車は弱者です。そして、左側を確認しなかったタクシーの運転手が悪いと言うのも否めないでしょう。でも、本当にそれは正しいのでしょうか。
自動車の運動性能と二輪車の運動性能や大きさの違いなどから、バイクに乗っていたら自動車の横をすり抜けて生きたい気持ちはわかります。しかし、交差点内、交差点直前での追い越しは正しいこととは思えません。いや、交差点だけではありません。走っている自動車の中には、交差点ではなく、自分の家など目的地についたからそこで道路から脇に入る人もいる訳で、どこなら安全に追い抜けるなんて場所は存在しないのです。
自動車を運転する方も、本来道交法で定められた「交差点30m前での方向指示」「曲がる3秒前の方向指示」と「脇に入られないようにする努力」などしている人は皆無に近いでしょう。私には理解できないのですが、交差点で信号待ちをしている間は奉公指示をせず、信号が青になってから、曲がる動作のついでに方向指示をつける人がかなり多くいらっしゃいます。あれは格好がいいからなんでしょうか。それは私には理解できませんし、たかだか棒を上か下に押すだけの操作が「めんどくさい」というのも理解できません。規則だから仕方なくつけるものではなく、相手に自分の動作を知らせるための行為をどうして疎かにできるのか、私には理解できないのです。
自動車側の怠慢と、二輪車側の傲慢が掛け合わされて、このような事故はおきるのだと思います。
そうそう、私も昨日、自動車を運転していたら、道路脇の家からヘルメットをかぶって自転車に乗った少年が飛び出してきました。その道はその中学校(?)の通学路らしく、何人もの同じ格好の学生を見かけましたが、ちょっと幹線道路から外れているためか、友達とふざけて、周りを見ずに道路を突然蛇行し始める学生や、わき目も振らずに突然道路を横断する学生など、本当に無法地帯となっていました。また、そこから少し離れた場所では、自転車に乗りながら、イアホンで音楽を聴きつつ、携帯電話でメールを打ちつつ自転車に乗って交差点から飛び出してくる学生もいました。
はたして、そのような自転車にぶつけてしまった場合、それも自動車に乗る側が保護をしなければならない相手なのでしょうか。
もし、相手が予想できない行動に出て(芳香指示もしていないのに突然曲がったら)ぶつけられたら怪我をするのは自分だと思えば、それが正しいか間違っているかではなく、交差点の直前で車を追い抜くことは危険だと言う事は、猿だって数回走れば判るようなことだと思います。つまり、わざわざ法律にするまでも無く、学習できることだということです。猿ほどの頭も無く、そんな行為を日常的に繰り返している阿呆に人間の法律を適用する必要があるでしょうか。友達とふざけて道路の危険を顧みない子供が轢かれたら、本当に悪いのは誰なのでしょう。どんな人が、その危険を察知できるというのでしょう。少なくとも学校や親はそれを抑制するプログラムをなんらか実行しているのでしょうか。メールを打ちながら音楽を聴きながら自転車に乗る阿呆が事故にあうことは、その阿呆の問題であって、そんな阿呆がぶつけた自動車の方こそ被害者ではないでしょうか。
弱者の定義の中に先のような「あほう」を入れることは正しいことだとは私には思えません。
同様に、酔っ払って線路内に進入する「あほう」とか、そういうのも弱者ではなく「迷惑な人」でしかないように思えます。
そういう人を保護する必要があるようには私は思えないのです。まぁ、その「あほう」が中学生程度なら、まだ子供だからもっと教育をきちんと受けろと許されることはあるとしても、高校生以上または成人であるなら、自分のみは自分で守るべきですね。そして自分のやった行為で自分が怪我をすることは「自業自得」であって、「弱者だから守られるべきだ」というのは、この場合は単なる我侭でしかないことは明らかではないでしょうか。
すべての責任を安易に自動車に押し付けることがおかしい…今はそういう時代になってきたのではないでしょうか。皆様におかれましては、如何お考えでしょう。
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