The Green Hills of Earth
2009年05月10日(日) |
ピザ…まずい店2店(サルバトーレと1830) |
うまいまずいは個人の感性の問題かも知れませんが…
先日は、埼玉県三芳町のSALVATORE CUOMOで、そして今日は、三井アウトレットモール内のPIZZERIA 1830と言う店に行ってきました。どちらもピザの店です。
私はピザが好きです。そして、たまたま物好きなおっちゃんが私の住む田舎町にピザの店を作ったこともあり、私自身がピザに親しみ始めたのも30年以上前の話で、年季は長いんですよ。
上京して初めて宅配ピザを食べた時のショックは今でも忘れません。「不味い!これが同じピザなの? 東京ってなんでこんな不味いものをありがたがって食べるところなんだろう」それが正直な感想でした。そして、今回立ち寄った2店も同じです。「こんなまずいものに1500円以上も払うってアホでしょ。こんなのは豚の餌と一緒。人様の食べるもんじゃない。ゴミですわ」って言うのが正直な感想です。
勘違いしないで欲しいのは、それは店のメニューが悪いんじゃなく、単にピザの生地をこねるバイトがヘタということ。それが個人の資質なのか、それともどんな素人でもできるようにと品質を落としてバイトが楽を出来るようにと考えられた方法なのか分かりませんが、兎に角、生地が全然駄目なんです。へたくそなバイトが生地を広げようとすると、生地が手につくため、手につかないようにと打ち粉を大量に振りかけます。その打ち粉が大量についたまま焼いてしまうと、生地が焼き上がった時にざらざらとした舌触りと粉っぽさが残るのです。うまい職人は最低限の打ち粉で広げていき、焼き上がりにそんな粉っぽさは感じさせません。
サルバトーレという店では、どこかで大量生産してケースに入れた生地を注文毎に取り出し、ボールに入った打ち粉の上に落として、全面を大量の粉だらけにして生地を広げ始めます。たまたまこの店はカウンタに座って、目の前で作業を見ることが出来たので、見た瞬間「あぁ、頼むのをやめれば良かった。こんなゴミ食いたくないよ」と思ったのですが後の祭り。うまい人が作った生地だったらさぞかしうまいピザだっただろうなぁと思いつつ、へたくそが作った典型的な生地を食べる拷問…ただ、店内に自慢気に置かれた薪の窯が高温・短時間で焼き上げてくれたため、ピザの食感はそれなりに良かったのがせめてもの救いでした。
そして今日の店も、生地は先の店と同じ。へたくそなバイトは訓練させてもっと技術を向上させなさいよと思います。今回はついにピザを食べきれませんでした。こんなまずいピザを食べるのが悲しすぎて。この店にもサルバトーレと同様、薪の窯らしきものが店内にありました。しかし、サルバトーレではまだ窯の高温で焼いた食感で救われたのですが、この店では同じような窯で焼いたとは思えない、表面のカリカリ感もないただただ粉っぽいだけの生地で、申し訳ないけど、これならスーパーで売られている冷凍ピザとあまり変わりませんね。こんなピザで本当に金を取って平気なの? プライドはないの? と思えてしまいました。
サルバトーレは気が向いたらもう一度挑戦するかもしれません。その時、同じへたくそが作ったような生地だったら、もしかして「まずかった。こんなまずいピザは金を払う価値があるのが疑問だ」と苦言を呈すかも知れません。そういう文句を言って向上してくれるなら嬉しいと思えるからです。が、残念ながら今日行ったPIZZERIA 1830と言う店は、そういう気持ちにはならないでしょう。もう2度と行かないし、誘われても断りたい。そんなまずさでした。
多分、宅配ピザが普通のピザだと育った人達は、あのざらざらした粉っぽい生地がピザなんだと思っているのでしょう。そうであれば、あのまずいピザでも文句は出ないのかも知れません。でも、あの粉っぽい生地は、単にへたくその証なんだと知って居る人には食べられたものではないのです。そういう人は残念ながら自分の家で自作するしかないのでしょうかねぇ。ひどい時代になったものだと悲しくなっちゃいました。
あくまでも、私個人の味覚を基準としての個人的な評価でした。
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