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2009年03月08日(日) 野次馬が見た…色決め

野次馬の目で見た家造りも、いよいよ佳境というところでしょうか。

おおよその部屋割りが出来たので、今回から細かいところを確認・修正しつつ材質や色決めをしていきます。

長年一緒に暮らした家族でも、細かいところでは好みに差が出るでしょうけれど、今回は私と野次馬家族、親子でもなければ一緒に暮らした事もありませんので、好みの共通点は「幸運」に頼る以外接点はありません。

勝手な偏見ですが、女性はパステル調の薄めの配色を好み、男性は重厚なコントラストを好む気がします。ま、全てがと断言できるものではなく、そんな傾向があるんじゃないかと言うことです。少なくとも私は、家の中を白っぽくはしたくないと強く思います。場所によってはおとなしいコントラストで落ち着きを演出するのは良いと思いますが、例えばどこが壁でどこがドアなのかは目が悪くなっても見やすい配色であって欲しいし、歩いてつまずいたり、思わぬ段差にびっくりするような配色は勘弁して欲しいと思うのです。慣れれば問題ないという意見もあるでしょうけれど、はっきりしていれば慣れる必要もないのです。兎に角、見た目優先ではなく機能優先と言う事です。

ところが野次馬先のひとりはことごとく私と意見が反対なんですね。そちらにはそちらの理論的裏付けがあるようですが、私にとっては説得力がありません。うーん、きつい言葉で言えば耳年寄り的知識で武装はしているけど現実的ではないという感じです。その人の言う事を真に受けるとしたら、全ての2階建て以上の家にはホームエレベータが装備されていなければ、老人は2階にのぼれないし、トイレや風呂は引き戸でなければ老人は入ることが出来ないと極論されてしまいます。でも、何歳になろうと元気に階段を上る老人は居ますし、ドアだって普通に開け閉めしていますね。また、どこかの論文みたいなので理想とされた事でも、別にそれと同じでなければ生活に支障を来すという訳でもありません。それは理想論であって、多少不便でも人間は工夫で何とかするでしょう。出来なければあきらめて他の手段を考えるだけです。その辺りが極論に走るので、家の中に無駄が出来ているように思えますし、野次馬先の両親の事を考えてと言っているけれど、中には「そりゃ、あんたの好みじゃないの?」って言う部分も混ざっているのでややこしやです。

さて、今日は全ての階の床材、クローゼットの中の装備、脱衣所やトイレの床や装備などを決めました。各人の部屋はそれぞれの好みで決めればいいのですが、共通の場所となるリビングなどで意見が対立です。私は先にも書きましたようにあまりコントラストがなさ過ぎるのは、落ち着かないのです。でも、相手はそれが良いと言う…まぁ何とか歩み寄れたので良かったんですけれど、本当あと少しで「やっぱり同居はやめましょう。私はこんな配色の家では落ち着けませんから」と言ってしまいそうになりました。やはり、こういう同居は難しいものです。

来週は、今週決着しなかった家の外観、タイルの選択などをしていかなければなりません。ま、もう少し時間は掛けられるでしょうけれど、果たして本当に決まるのでしょうか。少し心配です。


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