The Green Hills of Earth
2009年02月08日(日) |
人をバカにするのは楽しいのか? |
先日、某テレビ局の開局何周年とかの特別番組とやらで、ロンブーのなんちゃらと言う番組で、お笑い芸人を盛大にだますと言う番組が放送されていました。
だまされた芸人もおいしいって言うことがあるようですが、私はそういう番組が大嫌いです。特に子供も見るような番組で、人をだましたり、人をバカにすることが偉いと言うのは如何なものでしょうね。
先日(今日?)もテレビを付けていたら、(多分黄金伝説の過去を振り返る番組)「5ヶ月かけて、芸人にどっきりを仕掛ける」なんて企画が放送されていました。それは「だまされない芸人をだます」という趣旨らしいですが、5ヶ月もかけて女性タレントを徐々に近づけて、色恋沙汰でだますって言うのは、もはや「ドッキリ」という枠を外れているんじゃないでしょうかね。やり過ぎじゃないの?と思わずにはいられませんでした。この番組、昔は本当にこれをやったらすごいねと言う事を「アホらしい」ながらもやっていたのですが、最近は「どこが伝説なの?」と言う企画ばかりですよね。2泊3日程度で何が伝説なの? 1ヶ月に1万円も使えて、どこが節約生活なの?と首をかしげるばかりです。ま、ゴールデンタイムに放送枠が移った時点から、伝説に挑戦する番組ではなく、商品を紹介したり、無理をせず笑いを取る番組にならざるを得なかったのでしょうけれど、でも、くだらなくなったものです。
これら番組と同じ程度に低俗なのが、「中井正広のブラックバラエティ」とか言う番組です。 以前、ここで「中井正広って言うのは程度が低い」という話を書いたら、その当時設置していた掲示板に「難にも知らないくせに」というような批判をいただいたりしましたが、この程度の番組しかできないのが現実でしょ。司会をさせたって人をバカにすることが多いし、見てませんが、映画の俳優としたって大根に毛が生えた程度のもののようにしか思えませんしね。まぁ、そんな人間でもファンには神様に見えるのでしょうけれど、第三者から見たら頭の悪い(そして音痴で、周囲が見えない)三流芸人にしか見えないんですよね。SMAPと言うグループでリーダーシップは取れているのかもしれませんが、芸人としては他のメンバーに助けられて今があると言う気がします。まぁ、これは個人の偏見ですけれどね。
兎に角、このいい年をしたガキ大将は、人を貶めることでしか自分を表現できないようです。そして、そういう安易な笑いが最近のはやりなのでもてはやされているという状況でしょう。見ていて見苦しいです。
テレビ離れが始まっていると言う話を聞きます。一昔前まではプロ野球さえ放送しておけば視聴率が取れたのに、今は視聴率を期待できる番組ではなくなりました。サッカーも4年に1回のお祭りになりつつありますし、それも日本がワールドカップに出られなければ不発に終わるでしょう。お笑いもどんどん底が浅くなっていますし、政治と一緒で借金を後回しにして現実を見ないでいる時間がどんどん長くなっているように思えます。
まぁ、私が年を取って、最近のはやりについていけないだけなのかもしれませんが、SMAPの他のメンバーの番組は普通に楽しく見ることができるんですけれどねぇ…
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