The Green Hills of Earth
いつの時代にも、わけのわからないものは存在するものですが、最近のテレビCMにまたそんなのがまとめて出てきました。
そのひとつは「ノーシンPURE」の宣伝。 ノーシンという商品名は昔から知っているだけに、この宣伝が何を売ろうとしているのかはわかりましたが、この宣伝だけを見たって絶対に私にはわかりません。あの変なねーちゃんは何をしたいの?ってなもんです。
もうひとつ変な歌を歌っている、スプレーの宣伝があるんですが、あまりの奇抜さに商品名もその用途すらもわかりません。 と言いつつ、今、それらしい語句をいくつか入れて検索したら引っかかりました。 花王のエアアレンジとか言う商品の宣伝のようです。(申し訳ないけど、リンクする気にはなりませんので、気になるようでしたら各自で検索願います) ペタ子フワ子っていったい何を言いたいの? 日本語を話しているはずなのに私には何を言っているか全く伝わってこないし、何をする商品なのかすらよくわかりません。ま、結局は私は商品の購買対象外のようですから、私がわかる必要はなかったわけですけれど、それでも、こんなわけのわからない宣伝で自分の時間を少しでも乱されるのは愉快じゃないですね。
この2つは、見ないにしてもBGM代わりにと寝ている横でつけていたテレビから何度も流れてきてつらい思いをさせてくれました。おかげで私は絶対に頭痛薬はバファリンにする(ノーシンは買わん)と心に誓うことができました…ってもともとバファリン派なんですけれどね。
さて、この2つ以外に今朝びっくりしたのが、Gree.jpとか言う宣伝…知ってます? グリーっていうのは合唱のこと。で、その宣伝は早稲田大学グリークラブとかって言うのが歌を歌っているんですよ。それを見たら、グリーと言う言葉を知っている人なら「早稲田大学グリークラブがドメインを作って何か活動を始めたの?」と思うじゃないでしょうか。大体、(間違っていたら申し訳ありませんが)どこの大学のグリークラブだって、コンサートの度に諸先輩に電話をかけまくってチケットを買ってもらっているのが現状じゃないでしょうか。そんなに資金潤沢に潤っていないでしょと言う意味です。少なくとも私はそう認識していますので「なんで早稲田のグリーがそんな事できるんだ?」とびっくりしたのもありますし、「なんで早稲田がグリーと言うドメインを取っちゃったの?」とびっくりしたのもあります。でも、実際には全く関係ないみたいですね。
グリーと言う言葉を知っている人に「何だろう」と興味を持ってもらって少しでも来てくれたらうれしい…と画策するにはグリー人口って余りにも少数だと思うのですが…
一体、何のためにグリーと言う名前をつけて、何のためにグリークラブを起用したのか全く不明で気持ち悪いと思った次第。まぁ、グリーと言う言葉が初耳の人にははじめから「はにはに?」の世界で問題ないのでしょうけれどね。
できるならこの3つの宣伝は金輪際遭遇したくない。 まぁ、一時期流行った感のある、「旦那を貶(おとし)める家族」と言う宣伝が最近は余り見なくなったのは不幸中の幸いですけれど、それもこれも「不愉快にしようがなんだろうが、とにかく目立ってしまえば勝ち」と言うようなテレビの横暴さが如実に現れたような宣伝と思えます。いまやほとんどの携帯電話にまでワンセグが搭載され、1人1台いつでもどこでもテレビ視聴OKというような状況になっているのが実情ですから、テレビはもっと人間の精神形成を支える形にしなければだめなんじゃないの?と私は真剣に思っているのですけれど如何なものでしょうねぇ。
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