The Green Hills of Earth
2008年11月15日(土) |
伊豆にて / むき出しか魅力的か |
その昔、地方公務員だった人が、「中部地方の公務員の集まりが(長野県の)上田である。ついてはそのあと、そちらに寄りたいから、上田から詳細な道順を送れ」と言ってきました。今ほど便利ではなかったのであれこれ調べて送ったら「すまない。上田じゃなく静岡県の下田だった」というオチで締め括られました。
今、その下田でのんびりして居ります。 朝4時までに高速道路に乗れば、その料金は半額になるETC利用者に対する深夜割引で遠くまで行こうかと最後まで悩んだのですが、やはり初志貫徹ということで、当日予約できる宿泊施設を検索し、その中で安いところを適当に選んだのがここ。
あまり場所を気にせず選んだため、いざでかけるという時にカーナビに場所を表示させて「え!」となってしまいました。というのは、勝手なイメージで「伊豆高原の辺り」と思い込んでいて、だったら「富士宮で焼きそばを食べ、静岡市で静岡おでんを食べてから行こう」等と思っていたのですが、下田となるとそんなに余裕はなかろうもんと思えるわけです。だったら昼飯は三島で鰻でも食べるとかいろいろ考えるのですが、結局うまくまとまらず、行き当たりばったりの旅になってしまいました。ま、いつもの事です。
結果としてのんびりしたため、家を出るのが遅くなりましたので高速の割引サービスはなし。もったいない。で、やはり焼きそばは食べてみたかったので富士宮まで足を伸ばしてみました。人気がありそうな店に2軒ほど行ってみましたが、行列ができていたのですぐ退散。焼きそば「ごとき」に行列なんかできるかってんです。次が混んでいたら帰ると決めて向かった3軒目の店でようやく入ることができました。
出てきた焼きそばは麺の腰が強くて、肉かすや桜えびの食感、東京方面とは明らかに違う鰹節(?)がとても印象的でした。また食べてみたいものです。 一緒に頼んでみたお好み焼きは苦労しました。お好み焼きとは別に生卵がついてくるので、わたしは例えばモダン焼きとか、広島風のお好み焼きのように卵にお好み焼きをのせて食べるのかと思ったのですが、生地の具材の中に卵が見当たりません。でも混ぜるものなら最初からそっちにいれてきますよね。メニューにも「卵つき」と書いてあるので、お好み焼き自身に卵がいるというわけでもないのでしょう。ということで、具材はそれだけで焼いてみることにしたのですが、これがなかなか固まらないんですよ。鉄板に当たっている面が焦げるんじゃないかと思うような時間が経過してもひっくり返そうとするともろく崩れそうになります。かなり辛抱しましたが今でも無事ひっくり返せたのは奇跡に思えます。 ま、ひっくり返してしまえばそのあとは問題はなかったのですが、静岡独特のお好み焼きだなぁと思いました。なんというかモチモチ感ありすぎというか、生地がねっとりしすぎる感じです不味くはないのですが、凄く美味しいとも言えない。独特です。何度か違う店で食べてみないと好きとも嫌いとも言えない微妙な味わいでした。
その後は一路下田に向かいましたが大渋滞です。ま、観光地ですからね。伊豆長岡を過ぎた頃から少しずつ混雑も解消し楽しいドライブになりました。 普段は町中で5.5〜6.5km/l程度しか走らないのですが、さすがに長距離ともなれば高速道路で約10km/lまで燃費が延び、宿泊地についた時点では8.9km/lを示していました。いや、この車、まだまだ元気ですね。
滞在しているのは某ペンションですが、静かで、料理が美味しく、さらに温泉がちょー気持ちいいです。来てよかった。どうぞ皆さんも私のアルファ波を感じ取ってゆったりしていただければ幸いです。
さ、また露天風呂入ってこようかな…
昔、何かのバラエティー系番組に売りだし中(または売れない)モデルさんが出演していて、カメラが向く度にニコッと作り笑いをするのですが、司会者が「何歯ぁむき出してんねん」と笑いながら「バラエティにそれは似合わないぞ」オーラを出しているのに、モデルさんの方は「これが契約なのよ」といわんばかりに歯をむき出し、不自然に片足を前に出してポーズをとっていたのが妙に脳裏に焼きつています。
先程、アッキーナが「チューボーですよ!」に出ていたのですが、笑顔が魅力的ですね。そして、やはり歯はむき出し…というか、こういう人の場合は「白い歯が魅力的な」笑顔っていうんでしょうね。確かに、脳裏に焼きついた笑顔は「むきだしていた」けど、売れている人たちは「白い歯が魅力的」ですわ。
もし私が同じことをしても「何、歯をむき出しているの」としか言われないでしょう。でも男女を問わず白い歯が魅力的な笑顔の人っているんですよね。何が違うのかな…って、まぁ、有り体に言えば顔の造形が違うんですけれどね。
その昔、バブルの頃に行っていた会社に、漫画から抜け出してきたでしょと言いたくなるくらい鼻が上を向いた人がいました。正面から見ているのに鼻の穴が丸く見えるってなに?という感じです。そんな造形なので、鼻の下側に生えた鼻毛はどこにも隠されず正面から丸見え。常にバカボンのパパのように鼻毛が見えているのです(向きは違うけど)。それなのに、この人は事あるごとに「ぼくらは慶応ボーイだから」と言うのが口癖で、顔の造形で決めちゃいかんと重々分かってはいるものの、どうしても「お前が慶応ボーイというか」と心の中で突っ込んでいたものでした。
やはり、顔の造形が決めることはあるんですねぇとしみじみ。でも、わたしはきれいな顔立ちになりたいとは思えないなぁ。羨ましいと思うことはあるけど、それにつられてくるのか、他に魅力を感じてくれるのか分からないって、わたしは怖いですよ。 ま、実際にはその立場になってみないと分からないのものですから、今言えることは不細工ながら、わたしは十分満足しているということですかね。
試しに自分も歯をむき出してみました。人が来ない個室の中とはいえ顔から火が出るほど恥ずかしかった。ムリムリ…もう少し恥ずかしさが大きかったら、明日の朝刊には「下田で謎の火事」なんて記事が載るところでした。危なかった。やはり、自分の分をわきまえた行動というのは大切ですね。
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