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2008年05月25日(日) 原点が大切だと思う

仕事は忙しいのですが、幸いなことに仕事場は都会の一角にありますし、一緒に働く人が結構食べることが好きなので、最近はあちこちの店にお邪魔しておいしい料理を堪能しています…もっともここ1〜2週間はそんな余裕は殆どありませんでしたが。

おいしいものを食べると心が和みます。でも、それがべらぼうな値段だと心が痛みます。

素材に一手間かけておいしくするところに料理人の腕があり、それを食べる人がその手間を感じることが店と客の呼吸でしょと私は思う訳ですよ。

高い値段を出したらおいしくて当然。損なのは評価の対象外です。また、「究極の食材」なんて言っている店も問題外。そんなものに頼らず腕を磨けってなものです。

今でもあるのか分かりませんが、少し前まではラーメン戦争とかそんな言葉を耳にしました。新しい店ができては消え、そこに大行列ができたようです。如何にもマニュアル人間を操作するマスコミのやり方だなぁと感心しちゃいましたけれど、「他と違う新しい味」って「げてもの」と同義語なんですかね。確かにその中には成功するものもあるでしょうし、そういう試行錯誤の中から新しいものは生まれてくるのかもしれません。
でも、私は行列する価値のない、町の中にある普通の中華そば屋さんの普通のラーメンの方がそんな奇抜なラーメンよりおいしいと思います。特に生まれ育った町の慣れ親しんだ味って言うのは、どんな斬新な味より大切な味なのではないでしょうか。

そういうのが好きな人たちが集まってしまっているので、東京中の焼き鳥屋さんだの、串揚げ屋さんだの、とんかつ屋さんだの兎に角様々なジャンルのお店の名前が出て、おいしいなら食べに行こうとか評価がどうとかそんな話が次々に出てくるのですけれど、人によって評価は全く違うし名店と言われるところがうまいとも限りませんし、そんな贅沢な生活を少しだけしてみて、改めて思った次第。


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