The Green Hills of Earth
2008年05月11日(日) |
カーナビ…ドライバーズビューは無駄な機能だと実感 |
2008年4月14日「カーナビ…目からウロコでも書きましたが、それまでは、私が使っているカーナビ(Carrozzeria)の標準的設定で、地図縮尺は自動で道案内をしているときは、曲がるべき交差点が近付くと自動的に地図が詳細になって行き、最終的に画面は「ドライバーズビュー」と言われる、「運転者が運転席から前を見た風景」を模した画像に切り替わり、その中でどう曲がればいいかを表示します。
しかし、これが本当に分かりにくいのですよ。
私は常々言い続けているのですが、Carrozzeriaしか使ったことがない人は「こんなものか」と思って使っているかもしれませんけれど、一度他社のカーナビを使うと「こんな阿呆に何十万円も使ってきたのか」と唖然とすること請け合いと言っても良い位、Carrozzeriaの道案内技術は他社より遅れています。効率的な道を見つけるのは苦手だし、変な道に誘い込もうとするし、何より致命的なのはちょっと複雑な曲がり角(特にオーバーパス・アンダーパスなどが絡む道)は画面の絵でも、音声案内でも、どう曲がっていいのかが殆ど伝わってこないのです。何度煮え湯を飲まされたことか。
それが、先にリンクした4月某日、カーナビの道案内にだまされて、すごく狭い道に誘い込まれ、挙句の果てにその先は階段となっている自動車にとっては行き止まりの道を直進しろと(危うく落ちかけました)言われ、何とかそのトラップ(罠)を回避して大きな道に戻ろうと努力をしているのに、カーナビは自分が出した(さっきの階段から落ちろと言う)指示にこちらを従わせようと、私がその指示に従わないとすぐにリルートをして罠に導こうとします。こちらはそれを掻い潜りもとの道に引き返したいのですが、HDDナビなのでリルートもすばやくて、更にものすごく狭い道に誘い込まれているので、リルートされると画面はドライバーズビューが表示され続け、全体を見渡す地図が表示できないという状態なのです。多分、映画「2001年宇宙の旅」の宇宙船のコンピュータHALと乗組員の攻防もこんな感じだったんじゃないでしょうかね。
そんな攻防から何とか抜け出し、私もHAL…いやカーナビの心臓を抜き取って、もうそんな訳の分からない画像なんぞいらんと設定画面をいじっていたら、シンプルな目的までの距離と曲がる方向を矢印で示した画面があることにようやく気づいた訳です。
その画面になるよう切り替えてほぼ1ヶ月、そんなに距離を乗った訳ではありませんが、見るたびにホッとしています。画面が2画面になって、左側には普通の地図が表示されていますし、大きく目標までの距離がデジタルで表示されますので見当もつけやすい。もうこの画面から元の画面に戻ろうなんて思えません。
そうしてみると、私にとってドライバーズビューという機能自体は「ただのゴミ」でしかないことになるのです。多分、長い開発競争の中で、目玉商品として開発したものなのでしょうね。そしてかなりの費用もかかっているはずです。でも、本当こんな機能は全くいりませんから。あぁ、初めて彼女を載せるドライブ等で彼女に自慢をするには良い機能かもしれませんが、それくらいでしょ。
久し振りにCarrozzeriaのページを見たら、今年のモデルが5月下旬に発売されるって出ていました。私の使っているモデルでハード面で「アホか」と思っていた、ボリュームやチャンネルを設定するスイッチの形状がまともなものに変わったようですし、今度は購入後3年間は地図のバージョンアップが無料なのだそうです。私たち旧モデル使用者はまた見捨てられるのでしょうかね。このCarrozzeriaという会社にはちょっとモラルと言う言葉が欠落している部分があります(地図の著作権を蔑ろにしたり…)ので、果たして私たちはどう扱われるのか興味のあるところです。
兎に角、ドライバーズビュー等と言う役にも立たない機能はオプション扱い荷して欲しいものです。多分、この開発をしなかったらカーナビの値段は10万円くらい下がるのではないでしょうか。無駄な…いや極論してしまえば百害あって一利なしの無駄な機能であることを認識して潔く切り捨ててその分値段を下げて欲しいと思う気持ちで一杯ですが、果たしてたユーザはどのように感じているでしょうねぇ。
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