The Green Hills of Earth
昨日は、友人宅の生活圏内(自動車で30分程度)の場所に新しいお店ができたと言うことで、野次馬に行こうと計画をしたのですが、あえなく討ち死に…その店を目指す人の群れでその店を中心としたあらゆる道路(高速道路も)が大渋滞。まぁ他に何の用事もなかったので、のんびりその列に紛れ込んでいたのですが、カーナビによると目的地まで「あと720m」と言うところまで近付いたところで(既に1時間くらい並んでいる)、道端にたったお姉さんが「駐車場空き待ち120分」のプラカードを持って立っているのを見てあきらめました。近くのスーパーに立ち寄り敗戦記念の買い物をしてきました。私は白ワインを2本(500円と安かったので)、そしてパルミジャーノとラクレット、ブルーチーズ(どれもチーズ)、そして生ハムやオリーブなどの盛り合わせを買ってきました。
Carrozzeriaのカーナビを使い始めて10年くらい経つんでしょうか…そういう慣れが招いたことかもしれませんが、今まで「こんな遣いにくいものはない」と思っていたことがちょっと設定を変えただけで激変しました。 先月、先の仕事場へ何度か自分の車で行ったのですけれど、初めていく場所へこのカーナビは、とても分かりにくい案内をしてくれるのです。 「なにが?」と言うと、例えばちょっと複雑な交差点での案内とか、都内での首都高速への乗り方とか、単純な十字路じゃない場所での案内が見ていてぜんぜん分からないと言うことに対してなのです。 もともと知識がある場所なら乱暴な話カーナビはなくてすむ訳で、全く知らない場所で迷わずに運転できることを補助するのが本来のカーナビの使命であるはずですが、Carrozzeriaのカーナビではそれがとても分かりにくいのです。先日もそうだったのですが、立体交差直前に交差点がある場合、このカーナビが案内しているのは、その交差点(直角に交わっておらず、斜め左と斜め右後ろ手前方向に交差する交差点)を左に曲がれと言っているのか、その先の側道を入ればいいのか音声案内も分かりにくいし、なにより画面を見ても絵が曖昧でぜんぜん分からないという腹立たしい状態になるので、私はこのカーナビに対して「使いやすいけど案内は下手」と評価をしてきたのです。 しかし、初期設定画面で、交差点付近での案内を「ドライバーズビュー」にしない設定にしたら環境が激減。とても分かりやすくなったのです。今までは窓の外に見える景色が画面の中に再現されていると言ってもいいような細かい書き込みの絵が表示されていたのですが、「細かいのは認めるけど、で、どこに行けばいいの?」ってなものだったのです。それが新しい設定では、そんなうるさい画面は出てこず、画面が左右2分割されて、左側が普通の地図で、右側は目標までの距離が大きくデジタル表示され、更に目標での曲がる方向が矢印で示されています。たったそれだけなんですけれど、使い勝手は格段に上昇しました。メーカーの売り文句としては、こんな単純な画面よりドライバーズビューの方がいいのでしょうけれど、それこそ正しく作り手のマスターベーションなんですよ。ベンツなどはカーナビと連動してスピードメータやタコメータの辺りに小さな窓があって、そこに次に曲がるべき目標までの距離と方向が表示されるのですけれど、本当必要な情報はそれだけなんですよね。それさえ正しく出ていれば、別に高詳細な絵が出てくる必要なんて全然ないのです。 今までマスターベーションにつきあわされて、本当いい迷惑だったなぁと思いつつ、単純で見やすい画面があったことに感謝している次第です。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |