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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2008年02月26日(火) 二者択一 / 映画(今年はまだ0本)

この前の日曜、実はこんな記事を書こうとしていました…

先日、東芝がHD-DVDからの撤退を発表しました。私はその次世代DVD対応機器を買うという太っ腹を見せる前でしたので、勝ちも負けもないといわれるかもしれませんが、この二つの規格が持ち上がった当初から「東芝は白物でも作っていれば良いのだ」といい続けてきましたから、個人的には勝ち組に入ったのだと思います。撤退らしいと報道された日の私の雑文でもある程度は書いたのですけれど、兎に角HD-DVDがブルーレイに勝てるのは、メーカが少ない投資で参加できるという後ろ向きなことだけ。まぁ負けて当然といえば当然なのですけれど、規格とはまったく関係ない、東芝のデッキのマニア性がマニアにどれだけ支持されるかが私にとっての興味の対象だったのですけれど、やはり絶対量は微々たるものだったということが分かりました。

さて、今までにもいろいろな規格争いがありました。思いつくものを列挙してみると…

  1. β対VHS→一応VHSの勝利ということになっていて、β派の私は負け組みなんですが、でも本来VHSというのは、テープの磨耗を避けるため、再生中以外はテープからヘッドを話す仕様になっています。そして今ではどんな安物のデッキにも着いているリアルタイムカウンタは、テープのコントロールトラックを読み取って時間を表示します。ところが先の仕様通りだとすると、VHSは再生中以外は時間を表示できないことになりますし、その際成虫の時間も、途中で一度でも停止や早送り、巻き戻しなどを行ってしまうとテープがヘッドから離れ、再度ヘッドがテープについたときは、同じ場所に戻ることは不可能ですから、正確な時間表示は絶対に不可能なのです。でも、VHSでもリアルタイムでカウンタが動いています。なぜかといえば、VHSはカセットは従来の不細工なでかい箱のまま、ローディング方式はUローディングとまでは行かなくても、ほぼβ方式をコピーしていたのです。ま、SONYがグループ作りに失敗して大手の家電メーカすべてを敵に回した(見方になったのは東芝や三陽のような白物家電メーカだけ)だったの敗因なんですが、兎に角、β派の人は多分誰一人VHS如きに負けたなんて思っている人は居ないでしょうね。ええ、うちには未だβビデオがオーディオラックの一番下に鎮座ましましていますよ。ですから気分的にこの勝負は引き分けにしておいてあげます。←負けたんだってばさ
  2. VHD対LD→非接触式のLDに対し、接触式のVHD…戦う前から勝負は見えていたと思います。何が悲しくて接触式を選ぶ必要があるのってなもので、LDの圧勝。私も勝ち組。
  3. DAT対MD→音がカセット並みのMDとCD並みのDAT、こりゃ絶対DATだと思ったんですけれど、日本の音楽著作権協会かなにかそんなアホウが「CD並みの音質で自由にコピーすることはまかりならん」などとごねているうちに、「そんなめんどくさい機械いらねーよ」とそっぽを向かれてしまいました。また、多くのユーザにとってこれはカセットテープの代わりなので、音質だってカセット並で十分。なによりDATはテープなのでシーケンシャルアクセスですが、DATはランダムアクセスです。そりゃMDが勝ちますわね。言い訳じゃないけど、私はDAT派でしたが、中古のポータブルDATを1台、そしてテープを10本くらいしか買わなかったので被害はほとんどなしと言っていいでしょうかね。ま、負けは負けですけれど。
  4. 8mm対VHS-C→β派の私にとって、VHS-Cという選択肢は100%あり得ませんでした。でも、8mmもHi-8もほとんど普及することなく消えてしまったので、どちらを選んでいても負け組みですわね。
  5. DVD-R対DVD+R…その他あれこれ→パソコンの記録メディアとしてのDVD、いろいろな規格が乱立しましたよね。私は面倒なのはいやなので、落ち着いて勝負が決まるまで静観を決め込みました。それほど大容量の記憶媒体が必要ではありませんでしたしね。結局、どの規格のディスクでも読み書きできるというハードウェアがすべてを解決してくれました。結局どれでも良しってことになりましたね。でも、+Rは未だ使ったことがありません。

そんな話を書こうとしていたのですが、日曜は長ったらしい名前のレンズを買った為、タイトル欄が長文になってしまい、これ以上タイトルがかけなくなってしまったのでお蔵入りさせていたのです。そして、今日あちこちを徘徊していたら、AZMAさんの世捨て人の庵で「 迷惑な規格争い」という記事を拝見しました。
いや、似たようなことを経験されているなぁと微笑ましく拝見させていただいた次第。
うちはHi-8は最初力を入れたんですよ。肩載せ式のビデオカメラを買って、あちこちで撮影しまくっていましたけれど、30数万円も出して買ったビデオのレンズがタコで一気にやる気がうせてしまった事はここで何度か書いていますね。今でもそのカメラは家にありますし、先日は友人が捨てるといったVHSとHi-8のダブルデッキを引き取ってきたので、うちでは未だHi-8や8mmビデオのテープが再生できる環境があります。うちのテープをそのうちDVDに落としてやろうと思っているのですけれど、今の出稼ぎ先の忙しさから考えるとそれはいつのことになるのでしょうね。
そして、私は「DAT対MD」と書いたのですが、AZMAさんのところでは「DAT対DCC(デジタル・コンパクト・カセットだったかな?)」となっています。そういえばそんな規格もあったかもしれませんね。でも、私はDCCって言うのは勝負になる以前に廃れた規格だと思っていました。まったく屁も引っ掛けないというか眼中になかったという感じ。DCCを勝負に入れるならLカセットも入れてくれよとか思っちゃいますよ。果たしてLカセットとDCCってどちらが売れたんでしょ。

まぁ兎に角、複数の規格があってお互いに競争するからこそ市場が活性化するというのもありますけれど、やはり製品化する前に統一して欲しいという気持ちは否めません。

そして、例えばビエラリンクなんていう安直でおろかなユーザ囲い込みを画策するメーカが日本を代表する企業であることは誇らしいことでしょうか。どうして単に「テレビとレコーダをリンクする汎用的な規格」を作ろうとしないのでしょう。(松下だけが悪いんじゃありませんよ)
ユーザを無視して企業の利益保全に走る規格はもうたくさんです。ま、それぞれの会社の思惑もあるし、簡単に汎用規格ができるようならブルーレイ対HD-DVDのような競争も起こりませんわね。そう考えれば独自規格というのはいたし方のないことなのかもしれませんが、兎に角、まずはユーザありきを考えて欲しいものです。


映画(今年はまだ0本)

昨年は忙しくてどこにも出掛ける暇がなかったので、娯楽と言えば、近場で(安くて)美味しいものを食べるか、週末の夜+割引料金で映画を見る位しかなかったのですが、今年はほぼ2ヶ月が経過したのにまだ一度も映画館に足を運んでいません。

話題作が少ないかどうかではなく、、兎に角自分が見たいと思える映画がないのです。その中でちょっと気になったのは、「Death Note」の続編になるのでしょうか「L Change the world」(違っていたらごめんなさい。よく覚えていません)位かな。でも、この映画は原作がしっかりしていたから見ごたえがあったと思っているので、独自のストーリ(ですよね?)でどれだけの脚本が期待できるものかと思うと、1200円(割引料金)を支払うよりレンタル料金で見られるまで我慢する方がいいかなと思ってしまいます。

まぁ、今年はここにも書いていますように、正月から新潟、沖縄と旅行が続いていますし、近々四国旅行も待っています。そう言う意味では間違いなく昨年より健康的…でも、映画が不健康と等式だとは思わないので、そろそろ映画も見たいと思える作品が出てきてほしいなぁと熱望します。


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